つわりで病院を受診する時、点滴をうける以外の大切なこと
それは、くすりではなく『安静』を処方してもらうという考え方です。
まずは、入院という選択肢がひとつあります。
また、入院しない場合でも、
お薬と同じように、【安静】を医師に処方してもらえるのです。
これは、特に、働く女性にとって、いちばん必要な事じゃないかと思います。
安静を処方してもらうというのは、
「妊娠悪阻により、安静が必要です」という診断書を書いてもらうこと。
この時に、役に立つのが、
厚生労働省が提示している【母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)】というものです。
これは、妊娠中や産後の女性の健康を守るための制度です。
職場に提出すると、通勤時間や休憩時間を調整してもらえる権限が得られます。
診断書の代わりにもなるので、ぜひ、有効活用してください。
どの程度のつわりだったら、診断書がもらえるのか?
それは、まったく心配いりません。
あなたが一言、病院の先生に「つわりがつらいので、連絡カード(もしくは診断書)がほしいです」と言えばいいだけです。
「いや、この程度のつわりで、仕事を休む診断書なんて出せません」なんていう先生は、絶対にいません。
なので、「何日くらい(とりあえず、1週間とか。長くて、2週間とか)休みたいです」と言えば、そのとおりの事を書いてくれます。
あとは、これを職場に提出するだけ。
ちなみに、母健連絡カードや診断書をもらう際は、費用がかかります。
病院によって違いますが、だいたい2,000~5,000円前後。
母健連絡カードだと、少し安く設定されているところが多いみたいです。
詳細は、受診先の病院に確認してください。
とはいえ、きっと、責任感のある、あなたですので、
なかなか、すぐに仕事を休むなんてことは、むずかしいかもしれません。
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もちろん、つわりで困っているのは、お仕事をしている方だけではないですよね。
専業主婦の方もいらしゃいます。
つわりの時は、家事や子どもの世話も、ホントにつらい。
だからといって、
ずっと家にいるのに、一日中、寝てばかりいるのも、なんだか家族に申し訳ない。
そんな時は、診断書をもらうまではなくても、
「病院の先生にこう言われた」と云う方が、きっと、家族の協力を得やすいです。
つわりさんにとって、家族の理解と協力は、なくてはならないもの。
そのための、第三者の意見(しかも病院の医者の指示)というのは、説得力がありますからね。
とにかく、無理をしないために、なにができるのか?
つわりを乗り越えるためには、病院さえも、うまく使うつもりでいてください。