つわり対策

つわりに効く薬はあるのか?

つわり薬/助産院ある

点滴をしたら、一瞬でつわりがよくなる!!

そんな薬があったらいいのに。。

つわりの時は、
毎日、本気でそう思っていました。

でも、残念ながら、つわりを治す薬はないんです。

 

病院では、状況に応じて、
吐き気止めや胃酸を抑える薬をつかうことはあります。

また、便秘がつわり症状を悪化させることもあるので、便秘改善の薬を使う場合もあります。

病院や医師によっては、漢方薬などをあわせて処方するところもあるそうです。

 
といっても、
つわりを治すわけではないので、一種の対処療法です。

しかも、つわりの原因がそれだけとは限らないので、
つわりの症状が楽になるとは限らない。

こんなに医療が発達しているんだから、
せめて、なにかひとつくらい、あってもいいんじゃないかとは思うけど、

つわりを治す薬がないのには、
大きな、大きな理由があります。

 

つわりの時期というのは、
【催奇形性(さいきけいせい)】と呼ばれる、赤ちゃんの体の重要な臓器がつくられる時期です。

お腹の赤ちゃんにとって、
お母さんが摂取した薬剤やX線の影響を、いちばん受けやすい時期でもあることは、みなさん、ご存知だと思います。

妊娠していると気付かないうちに、頭痛薬を飲んでしまったと心配になる妊婦さんも多いですよね。

 

では、昔、日本であった『サリドマイド事件』という出来事はご存知でしょうか??

薬害事件の中では、まさに、トップクラスの被害を生んだ、大きな事件です。

 
サリドマイド事件とは、

戦後の経済成長期であった1960年前後に、サリドマイドという医薬品により、世界で約1万人の胎児が被害を受けた薬害事件である。サリドマイドは、不眠症、手術前の鎮静、胃腸薬や妊婦のつわり治療として、幅広く使用された。しかし、この薬には、妊娠初期に服用すると、胎児の発達を阻害する副作用があった。被害児の多くは命を奪われ(死産等)、あるいは四肢、聴覚、内臓などに障害を負って生まれた。わが国では、世界で3番目に多い約千人(推定)が被害に遭い、生存した309人が認定されている。~ 障害保健福祉情報システムより ~

という薬害事件です。

 

そういう過去の悲しい教訓もあって、
現在は、妊娠中に使用する薬剤は、特に、安全性を厳しくチェックされて、正式に、国が認めたものしか使用できないことになっています。

子どもを産むすべての女性にとっては、ありがたいことです。

 

つわりの時期に摂取した薬物がお腹の赤ちゃんに与える影響、
そして、つわりの原因が、正直、はっきりとはわかっていないことを考えると、

この先、つわりを治す薬が開発される可能性は低いだろうなと思ってはいます。

 
なにか、別の薬の副産物が、
偶然、つわりに効果があることがわかって、さらに、安全ですという保障ができたなら、

点滴をしたら、一瞬でつわりがよくなる薬も夢じゃないかもしれませんけどね。

でも仮に、「これ、つわりに効く薬で、安全性も認められているよ」と云われても、やっぱり、ちょっと「大丈夫かな」と考えちゃうかもしれない。

まぁ、どんな薬にも、100%絶対安全って保障は、どこにもないですからね。

 

いずれにしても、やはり、赤ちゃんへの影響を考えると、
つわりのあるこの時期はとくに、薬の摂取やレントゲン・放射能などの外からの刺激など、細心の注意を払う必要があるってことです。

つわりで、食べ物が食べられなくなる
体調が悪くて、容易に出かけられなくなるってことは、つわりには、赤ちゃんを守るための、そういった大切な意味もあるのかもしれないと思います。

 

つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの