0〜3ヶ月|向きグセが出やすい時期に知ってほしいこと
赤ちゃんが生まれて間もない頃は、毎日のお世話に精一杯で、頭の形や向きグセまで気が回らないことも多いと思います。
それでも「なんとなく同じ向きを向いている気がする」と感じる瞬間があれば、それはとても大切な気づきです。
0〜3ヶ月は、頭の形に影響が出やすい時期
生後0〜3ヶ月の赤ちゃんの頭は、とてもやわらかく、骨と骨のあいだにすき間があります。
とくに後頭部にある小泉門まわりは、寝ている時間が長い生後0〜3ヶ月の赤ちゃんにとって、姿勢や向きの影響を受けやすい部分です。
とはいえ、この時期は、向きグセが頭の形につながりやすい一方で、関わり方の調整もしやすい時期でもあります。
向きグセは「クセ」ではなく、体の使いやすさ
向きグセは、赤ちゃんの性格や好みで起こるものではありません。
お腹の中での姿勢、生まれてからの抱っこや寝かせ方、首や背中の動かしやすさなどが重なって、今の向きやすさとして表れている状態です。
だからこそ、やみくもに「反対を向かせなきゃ」と無理に動かすより、まずは今の体の様子を知ることが大切になります。
この時期に大切なのは、無理に変えようとしないこと
低月齢の赤ちゃんは、まだ自分で体を調整する力が育っている途中です。
お母さんのお腹の羊水の中で、無重力で浮いていた状況から一変、重力がかかった環境下で、自分の体を自分の筋肉で支えなくてはいけません。
ただ、頭の向きだけを変えようとすると、かえって体が緊張してしまったり、やり方によっては、余計に頭をゆがめてしまうこともあります。
まずは、その子の頭の形や赤ちゃんの体の特徴を知り、赤ちゃんが安心して過ごせているか、心地よさが保たれているかに目を向けてみる必要があります。
気になったら、早めに「知る」ことが助けになる
「もう少し様子を見てから」と思う気持ちも自然ですが、0〜3ヶ月の時期は、少しの視点や関わり方の工夫が、後々の負担を減らすことにつながる場合があります。
相談することは、何かを決めるためではなく、今の状態を知るための時間です。
気になった時点で話を聞いてもらえる場所があること、相談場所として、沖縄では助産院や産後ケアを気軽に利用できること、選択肢のひとつとして知っていてほしいです。
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