赤ちゃんの頭の形が気になるご家族に
「一番、何をすればきれいになりますか?」
「どれくらいやれば良くなりますか?」
「いつ頃、治りますか?」
そう聞かれることがあります。

その問いに対して、すぐに答えを出せたら、どれだけ分かりやすいだろうと思います。

悩むご家族にとって、その答えがほしい!と思う気持ちもよくわかります。

でも、わたしは、あえて”結果を約束しない”という立場をとっています。

頭の形は『整える』ものではない

頭の形は、赤ちゃんの体の使い方や姿勢、日々の関わり方の積み重ねの中でつくられていきます。

だからこそ、頭だけを整えようとするのではなく、

・どんな姿勢で過ごす時間が多いか
・体をどう使おうとしているか
・触れられたとき、体がどんな反応をしているか

そうした背景を大切に見ています。

頭の形は、体全体の一部であり、切り離して考えることはできません。

頭の形は、その子の成長の証です。

どんな状況であっても、今ある形を否定するものではありません。

「変える」ではなく「引き出す・うながす」

ベイビーヘッドケアの基本にあるのは、赤ちゃんにはもともと育つ力がある・まるくなる力があるという考え方です。

その力を無理に矯正するのではなく、成長の流れをじゃましないこと。

そして、必要なところに、そっと手を添えること。

なでる・ふれるという関わりは、頭の形のためだけでなく、

・赤ちゃんが心地よく、自分の体を感じること
・ママとご家族が赤ちゃんの力をが感じるこ

そのための時間でもあります。

ベイビーヘッドケアは医療と対立するものではありません

ベイビーヘッドケアは、医療を否定するものでも、置き換えるものでもありません。

医療的な評価や治療が必要なこともたくさんある。

その判断は大事ですし、第一に尊重します。

その上で、日常の中でできる関わりとして、赤ちゃんの体や成長に寄り添う選択肢のひとつとして、ベイビーヘッドケアはあります。

プロセスそのものが、親子の宝になる

頭の形は、見た目で評価されがちです。

もちろん、ベイビーヘッドケアでも「今よりもまるい頭」をしっかりと目指します。

でも、子育ての時間は、結果だけで切り取れるものではありません。

その子のために、考え、迷い、選び、できることをやってきたという実感。

そのプロセスそのものが、親子にとって絶対的に大切な経験です。

ベイビーヘッドケアが目指しているのは、「きれいな形」だけではなく、赤ちゃんと向き合う時間が、安心であたたかいものになることです。

ひとつの考え方として、知ってもらえたら

ベイビーヘッドケアが、すべてのご家庭に合うとは言いません。

でも、頭の形が気になったときの考え方のひとつとして、こんな視点もあるのだと知ってもらえたら嬉しいです。

正解を探すのではなく、その子と家族に合った選択を見つけていく。

そのための関わりを、これからも大切にしていきたいと思っています。

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