012|ベイビーヘッドケアの中で大切にしている考え方
赤ちゃんの頭の形が気になるご家族に
「一番、何をすればきれいになりますか?」
「どれくらいやれば良くなりますか?」
「いつ頃、治りますか?」
そう聞かれることがあります。
その問いに対して、すぐに答えを出せたら、どれだけ分かりやすいだろうと思います。
悩むご家族にとって、その答えがほしい!と思う気持ちもよくわかります。
でも、わたしは、あえて”結果を約束しない”という立場をとっています。
頭の形は『整える』ものではない
頭の形は、赤ちゃんの体の使い方や姿勢、日々の関わり方の積み重ねの中でつくられていきます。
だからこそ、頭だけを整えようとするのではなく、
・どんな姿勢で過ごす時間が多いか
・体をどう使おうとしているか
・触れられたとき、体がどんな反応をしているか
そうした背景を大切に見ています。
頭の形は、体全体の一部であり、切り離して考えることはできません。
頭の形は、その子の成長の証です。
どんな状況であっても、今ある形を否定するものではありません。
「変える」ではなく「引き出す・うながす」
ベイビーヘッドケアの基本にあるのは、赤ちゃんにはもともと育つ力がある・まるくなる力があるという考え方です。
その力を無理に矯正するのではなく、成長の流れをじゃましないこと。
そして、必要なところに、そっと手を添えること。
なでる・ふれるという関わりは、頭の形のためだけでなく、
・赤ちゃんが心地よく、自分の体を感じること
・ママとご家族が赤ちゃんの力をが感じるこ
そのための時間でもあります。
ベイビーヘッドケアは医療と対立するものではありません
ベイビーヘッドケアは、医療を否定するものでも、置き換えるものでもありません。
医療的な評価や治療が必要なこともたくさんある。
その判断は大事ですし、第一に尊重します。
その上で、日常の中でできる関わりとして、赤ちゃんの体や成長に寄り添う選択肢のひとつとして、ベイビーヘッドケアはあります。
プロセスそのものが、親子の宝になる
頭の形は、見た目で評価されがちです。
もちろん、ベイビーヘッドケアでも「今よりもまるい頭」をしっかりと目指します。
でも、子育ての時間は、結果だけで切り取れるものではありません。
その子のために、考え、迷い、選び、できることをやってきたという実感。
そのプロセスそのものが、親子にとって絶対的に大切な経験です。
ベイビーヘッドケアが目指しているのは、「きれいな形」だけではなく、赤ちゃんと向き合う時間が、安心であたたかいものになることです。
ひとつの考え方として、知ってもらえたら
ベイビーヘッドケアが、すべてのご家庭に合うとは言いません。
でも、頭の形が気になったときの考え方のひとつとして、こんな視点もあるのだと知ってもらえたら嬉しいです。
正解を探すのではなく、その子と家族に合った選択を見つけていく。
そのための関わりを、これからも大切にしていきたいと思っています。
向きグセ・赤ちゃんの頭の形・BHC ベイビーヘッドケア|助産院ある(沖縄うるま市)
