7〜9ヶ月|頭の形について「もっと早く知りたかった」と感じやすい時期
ずりばいやハイハイが上手になり、おすわりが安定してくる7〜9ヶ月頃。
この時期になると、赤ちゃんの成長をしっかり感じられる場面が増えてきます。
生後1〜2ヶ月の頃とはちがい、産後の体力もある程度回復し、日々の悩みはあっても、少しずつ子育てにも慣れてきたかな、と感じる方も多い時期です。
そんな中で増えてくるのが、
「やっぱり、頭の形がはっきり気になってきた」
「ずっと様子を見てきたけど、今からでも間に合うのだろうか」
というご相談です。
安定してきたからこそ、気づくこと
ずっと寝ている時間が中心だった頃から、ハイハイやおすわりができるようになり、赤ちゃんと向き合う時間や角度も変わってきます。
おすわりしておもちゃで遊んでいる姿を見たとき、ずりばいで少し離れた場所からこちらを見ているとき、写真を撮ったときや、お風呂で頭を濡らして髪がペタっとなった時、ふとした瞬間に、
「やっぱり、ゆがみが気になるかも」
「前よりも頭の形が分かりやすくなった?」
そんなふうに感じる方も少なくありません。
この頃になると、向きグセそのものは過去のものになっていることが多く、これまでの姿勢や体の使い方の影響が、頭の形としてはっきり見えてくる時期とも言えます。
発達の個人差が見え始める時期でもあります
7〜9ヶ月頃は、体の発達にも個人差が出てきます。
・ずりばいの動きに左右差がある
・なかなかハイハイをしない
・おすわりが安定しない
・ハイハイの前につかまり立ちをした
頭の形のご相談と一緒に、こうした発達に関する相談を受けることも多いです。
体の使い方と頭の形は、切り離せない関係にあるため、この時期に気になることが重なってくるのは、自然な流れとも言えます。
「まだ間に合う?」と不安を感じやすい理由
7〜9ヶ月で相談に来られる方から、「もう少し早く知っていれば…」という言葉を聞くことがあります。
それは、何かをしなかった後悔というより、選択肢を知る機会がなかったことへの戸惑いに近いものだと感じています。
この時期になると、月齢的にできる関わり方が少しずつ変わり、頭の形に対するアプローチの幅も、低月齢の頃とは異なってきます。
今の状態を知り、どんな選択肢があり、どこに限界があるのかを整理すること。
その上で、家族として納得できる判断をするための時間が、この時期に大切だと考えています。
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