つわりを楽にするセルフケア、
骨盤周りをほぐすストレッチについて。
ふと思いついた時に、
ちょっとだけ意識してみてください。
エクササイズというほどのものではありません。
動けない時は無理にしなくていいです。
寝ながらできる、ゆる~いストレッチです。
つわりは、骨盤の動きが固い人がなりやすいといいます。
骨盤のめぐりをしなやかにすることは、
子宮=お腹の赤ちゃんへの血流やエネルギーの流れをよくすることにつながります。
まず、シムス位(横向けとうつぶせのちょうど中間くらいの姿勢)になります。
シムス位は、
お腹の大きくなった妊婦さんにとっても、楽チンな姿勢です。
この姿勢で、
上になったほうの坐骨を、ゆっくりと回します。
坐骨(ざこつ)とは、おしりにある大きな骨のこと。
座ったときに、ちょうど椅子にあたる部分です。
坐骨をさわりながら、
坐骨で円を描くように、おしりを動かます。
尻文字(おしりで文字を書くゲーム)の要領です。
まずは、小さい円からスタート。
少しずつ、大きい円にしていきます。
次は、反対まわりにします。
身体の向きをかえて、
反対側のおしりも同じように動かします。
骨盤の固さやコリ具合によって、
スッといくところや、ひっかかりを感じるところがあります。
ひっかかりを感じるところは、
ゆっくりていねいに、時間をかけて動かしましょう。
一度、動きをとめて、深呼吸。
すって、吐いた息が、坐骨と子宮に流れ込むイメージ。
動きが固いところは、
坐骨が奥にひっこんだりします。
おしりの平面に、画用紙をあてたイメージで、なるべく、水平に動かしてみてくださいね。
おしりの筋肉がストレッチされるように感じます。
時々、股関節あたりがコキコキと鳴ったりするかもしれません。
坐骨を動かす時、背中や腰や足が動いても大丈夫です。
気持ちいいと感じる方法でやってくださいね。
呼吸はとめないこと!!
「あー」とか「ふー」とか声をだしながらやるといいですよ。
普段は、あまり動かさない股関節やおしりを意識して、細かく動かしてみるのがいいと思います。
でも、けして、無理にはやらないこと。
もちろん、つわり鍼灸でも骨盤のケアは行っています。
骨盤は、あかちゃんと子宮を支えている大事な部分ですから、気持ちいいという感覚を、いちばん、大切にしてくださいね。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの