地味ですが、ホントにつらいです、このよだれつわり。
こんなつわりもあるってことも、
あまり知られていないみたいで、辛さをわかってもらえないのもつらい。
ただただ、よだれが出るだけなので、吐きづわり程、重要視されないのが悲しい。
とにかく、唾液の量がふえて、飲み込めないんです。
今まで、唾液ってどうやって飲み込んでいたんだっけ・・?
ムリして飲み込むと、ものすごく気分が悪くなる。
ゴミ袋を持ち歩いて、四六時中、ティッシュでぬぐっては捨てをくりかえしていました。
半日で1箱なんてザラです。
そのうち、ティッシュだけじゃ足りなくなって、
ティッシュを入れたゴミ袋に、直接、唾を出していました。
人前で、唾を出すもの失礼ですし、かといって、飲み込むこともできない。
口の中に、すぐ唾液がたまるので、人と話をするのが、とても億劫になります。
お仕事をしている時は、とくに大変でした。
あと、保育園のお迎えも。
吐きづわりが治まっても、しばらく続くので、よけいにしんどく感じます。
聞いたところによると、吐きづわりや食べつわりに比べて、悪化すると出産間際まで続くことが多いような印象です。
できることなら、それは避けたい!!
なので、考えられるよだれつわり対策、書いてみます。
よだれつわりの原因は、代謝が落ちていること。
そして、胃腸が弱っていることです。
東洋医学では、さらさらとした唾液(よだれ)を【涎】といい、【脾】の働きと関連があるといわれています。
よだれつわりは、もともと身体が冷えていて、水が滞りやすい人に多い。
つまり、内臓のむくみです。
よだれつわりの対策は、冷えと胃腸のケア。
口の中がさっぱりさせたくて、
冷たい飲み物がほしくなりますが、できれば、ちょっと熱めの白湯をおすすめします。
寝る前は特に。
さらに、ひとつまみ、天然塩を入れるとなお、良し。(ぬちまーす、おすすめ)
夏でも、ゆたんぽなどで、お腹周りをあたためるのもいいと思います。
安定期に入ったのに、スッキリしない時は、
散歩などをして、氣の巡りをよくするように心がけてください。
アーシング、おすすめ。
頭を休めて、身体を動かすって大切。
つわりの時、動けなかった分、よどんていた気が巡りはじめます。
のんびり海でもを見ながら、風にふかれて歩いていたら、いつのまにか、よくなっていたってこともありますよ。
よだれつわりでは、裏内庭にお灸をしたり、陰陵泉というツボをつかいます。
中泉という手の甲にあるツボを使うこともあります。
裏内庭は、胃腸を整えるツボ、
陰陵泉は、身体に溜まった水分を外に出すツボです。
わたしがよだれつわりの時に、
陰陵泉にお灸したところ、お腹をこわしたわけではないのに、突然、下痢みたいになって、ちょっとびっくりしました。
必要ない水分が、身体から出たのかなと思いました。
つわりの波にあわせて、
つらい症状は、できるだけ、長引かないようにさせる
それが【つわり鍼灸】の目的です。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの