つわり対策

つわりと流産、施術での配慮について

つわりと流産/助産院ある

つわりの症状が続くのは、一般的に、妊娠6週~15週ごろ。

これと、ほとんど同じ期間に重なるのが【妊娠初期の流産】です。

 

流産は、妊娠全体の約15%に起こります。

そのうちの8割が、
妊娠12週までに起こる【初期の流産】だと云われています。

そういう理由もあって、
一般的な整体院やマッサージ店などでは、妊娠初期の妊婦さんの施術をお断りしているところも多いです。

 

流産は、とてもとても、悲しいことです。

「なぜ、そうなってしまったのか?どこかで、そうなる原因を作ってしまったのではないか?」

と、自分自身を責めたくもなるでしょう。

 

ですが、妊娠初期に起こる流産は、ほとんどが赤ちゃん側の問題です。

日本産婦人科学会のサイトにも、

早期に起こった流産の原因で、最も多いのが赤ちゃん自体の染色体等の異常です。つまり、受精の瞬間に「流産の運命」が決まることがほとんどです。この場合、お母さんの妊娠初期の仕事や運動などが原因で流産することはないと言って良いでしょう。

と書かれています。

 

ですから、当院では、
以上の点をご説明した上で、妊娠初期からの施術をおこなっています。

もちろん、その都度、お体の状態を確認し、母子手帳のチェックも行います。

施術は、デリケートな体に負担のないやさしい手技で、
妊娠初期から安心して通っていただけるよう、配慮をしています。

 

「つわりは、赤ちゃんが生きようとする意志だから、つわりがきついってことは、それだけ赤ちゃんが元気だという証拠。」

つわりさんを励ますために、よくいわれる言葉です。

 
まだ、ちいさくて、
本当に、そこにいるのか、実感がわかない。

とくに問題がなければ、
次の受診が一カ月先なんてこともある。

そんな時、つわりがあることが、
唯一「ぼく、ここにいるよ。わたし、ちゃんと生きてるよ。」ってサインなのかも。

(あまりにアピールが強すぎて、こっちがもたないから「もう、わかったよ!!」って思う時もある・・苦笑;)

つわりがツラくて、心が折れそうな時も、
赤ちゃんが元気でいてくれるなら、それだけが。何にも代え難い励みになり、唯一の救いでもある。

 

妊娠5ヶ月(16週)になると、つわりの症状は、次第に落ち着いてきます。

胎盤が完成し、一般的に『安定期に入った』とよばれる時期で、流産のリスクも低くなります。

 

つわりと流産のリスクが高い期間は、だいたい同じ

そういう大切な時期だからこそ、
安心して、お身体をまかせていただけるよう、十分な配慮をし、精一杯、やらせていただいています。

何卒、よろしくおねがいします。

 

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