先日、お越しくださった妊娠14週目のつわりさん。
現在、お二人目の妊娠中。
最初の頃は、眠気がすごくて、眠りづわりだなという認識はあったそうです。
でも、仕事は変わらず、続けていたとのこと。
一人目の時は、
つわりは、そんなにひどくなかったので、このまま、おさまるかなと思っていたそうですが、
10週を過ぎたあたりから、だんだんとキツくなってきて、
仕事は、なんとかごまかしながらやっていたけれど、仕事が終わって帰宅してからが、とにかくしんどくて、
上の子の面倒も、思うように看られなくなり、
このままじゃダメだと検索していたら、うちを見つけてくれたそうです。
仕事には、なんとか通えるけれど、
家に帰ったら、ほとんど死んだ状態で、
つわり鍼灸を受けに行きたいけれど、行けなくて、悶々とし、
そんな中でも、ここの記事を読んで、本当に励まさて、とても感謝しているとおっしゃっていました。
体調は悪い。
でも、仕事を休んだら、職場に迷惑がかかる。
だけど、ツラい・・
きっと、子どもにもさびしい思いをさせている、どうしよう、だけど、起き上がれない。
ここ最近はずっと、そんな思いの中にいたようです。
いろいろ考えた末、
診断書をもらい、おもいきって、2週間のお休みを取ることにしたそうです。
そしてすぐに、予約の連絡をくださいました。
「仕事を休む勇気をもらいました。やっと、ここに来れました。」
笑顔で、そう言ってくださいました。
実は、そうやって来て下さる方って、この方に限った事じゃないんです。
それだけ、無理して働いているつわりさんが、たくさんおられるってことですよね。
つわりは我慢するモノ、
これくらい、休むほどじゃないって思っている人ほど、出来るなら、1週間でもいいから、休みをもらってほしい。
つわり期の過ごし方って、
たとえ、つわりがおさまっても、妊娠中の体調とか、産後の子育てでのココロの使い方にも、すごくつながってくるからです。
たとえば、
「妊娠初期は、身体を大事にする。無理をしない。」って言葉は、誰だって知っているけれど、
その"無理"ってどれくらいのことをいうのか?
人それぞれ、全然違うし、
身体を大事にするって、何をすることなのか?
無理をしないって、具体的にどうすることなのか?
本人すらわかっていない(意識すらしていない)ってことがザラです。
なので、もし、あなたがしんどくて、
体調が悪い中、お仕事をしてるようなら、しなくていい我慢ってのもあるんだよってことを知っていてほしい。
もし、「がんばれば、なんとか働ける」という状態なら、
つわりという特別な時期なのだから、堂々と勇気をもって、お休みをもらってほしいと、私は思います。
つわりさんの多くは、
がんばればできちゃう人なんです。
気合で乗り切っちゃうというか・・
でも、今はそれをやる時ではないのです。
ゆっくり過ごす
身体を優先する
「いまは、あえて」という意味を、この時期だからこそ、ぜひ、おぼえてほしい。
その感覚は、きっと、この先の子育てにもつながる大切な感覚だから。