こんなご時世だからこそ、
子どもに観せてよかったと思うアニメ。
それが『はたらく細胞』です!!
もう、youtubeの無料配信、終わっちゃったかなー。
『はたらく細胞』とは、
"細胞の数だけドラマ(仕事)がある!!それは、あなたの身体の中の物語"をテーマに、人間の体の中にある細胞を擬人化したアニメ。
免疫系の細胞たちを中心に、
細菌やウイルスなどの病原体は、モンスターとして描かれていて、
はたらく細胞、
または、戦う細胞と言っていいかもしれません。
このアニメのなにがいいかって、
『免疫力』の正体を、子ども達に、おもしろく、かっこよく、わかりやすく伝えてくれること!!
学校や幼稚園でも、
「免疫力をあげる」とか「ウイルスに負けない」とか、よく言われているし、
家で、意識して、
食事や睡眠について、子どもに話しているお母さんも多いと思うけれど、
「おかあさん、免疫力ってなに?ウイルスってなに?」って聞かれたら、
「えーっとーね・・、アンパンマンが、バイキンマンにアンパンチして、バイバイキンってなるでしょ。アレとおなじよ。だから、ゴハンいっぱい食べて強くなろうね!(これ以上は聞かないで)」ってなりませんか?
わたしはなるよ。笑;
大人だって、正直、よくわからないところもあるし、
まして、子どもにわかりやすく説明して、イメージしてもらうって、なかなかむずかしい。
それを、ほぼ正しい知識で出来ちゃうのが、
このアニメの良いところ。
もちろん、マンガとしてデフォルメされていたり、
たまに、聞き慣れない医学用語が出てきて「?」となる時もあるけど、
そこはスルーしても、
かっこいい&かわいい細胞たちが、細菌やウイルスと戦う姿を観ていると、
「あぁ、身体の中では、こんな風にバイ菌と戦うことが"免疫力"なんだ」
ってとこが、すごくイメージしやすい。
それだけじゃなく、
ケガの時、血を止める仕組みだとか、アレルギーや熱中症の話も、わかりやすい。
(ただし、熱中症は、ポカリのCMだったから、そこだけは注意。笑;)
大人も、ぜひ一緒に、楽しんでほしいアニメです。
さて、ここからはちょっと深い話。
もちろん、上に書いたように、
知識として、身体の仕組みを知ることも大切なんだけど、
それ以上に、いいなぁって思うのは、
子どもにとって、
「ぼくの身体の中にも、こんなステキな人たち(細胞たち)がいるんだ♪毎日、一生懸命はたらいているんだ」
って、潜在的に、思えるところだと思うんですよね。
ワンピースも鬼滅の刃も、私は好きですし、
アンパンマン(おもにグッズ)には、ずいぶん助けられたし、
仮面ライダーもプリキュアも良いと思うけど
悪い敵をやっつけるのは、
特別な力や武器を持ったヒーロー&ヒロインだけ。
子どもが夢中になる分、
そんな世界観だけが、無意識に作られるのって、どうなんだろうね。
そりゃ、誰だって憧れるよ。
あのキラキラ光るスティックがあれば、
あのクルクル回るベルトがあれば、
きっと、変身して、強くなれるんだって。
みんな、そうだったよね。
そういう世界も時にはいいけれど、
目下、たたかいごっこに夢中の三男坊(3才)が、
保育園の帽子を裏がえして、白い側をかぶり、折り紙で作ったナイフを片手に、
「みて、はっけっきゅー!!」
とさけんでいて、
長男と次男は、
「どっちがいい?オレ、B細胞な。」
「そうは、キラーTがいい。おかあさんは?」
とか、言ってるのを聞くと、
うちの子達、おもしろい・・っておもうけど。笑
そんな反面、
ホントのヒーローは、
怪人や怪物が、
突然、現れる非日常ではなくて、
毎日の日常に、
あなたの身体の中に、ちゃんといるんだよ。
いのちを守る、特別なチカラなんだよ。
ってことを、知るのは、
いいことなんじゃないかと思ったりします。
アニメひとつに、
少々、大げさかもしれないですけどね。
(ちなみに、おかあさんはマクロファージさんがいい♥)
いつも冷静な次男が、
「おかあさん、せっけっきゅーさんが血液なら、ばい菌と戦ってケガしたはっけっきゅーさんの、この血はなぁに??」
と聞いてきたので、
「ごめん!そこはスルーしといて!」と、正直にあやまりました。
子どものするどい指摘。。
明日からの4連休、
よかったら、お子さんと一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか♪
そうそう!今度、
【はたらく細胞black】っていうのもやるらしくて、
それは、
ストレス、栄養の乱れ、睡眠不足、飲酒、喫煙、etc..
【ブラック企業】と化した身体の中の物語。
我々、大人には、
そっちの方が刺さるかもしれないですね。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの