【冷え対策】
つわりの原因は、
身体の冷えからくるとも言われています。
というか、つわりに限らず、
身体の不調には、どこかしら必ずといっていいほど、冷えが関係しています。
ただ、つわりの原因が冷えから来てるとしても、妊婦さん自身の自覚がないことがほとんど。
実際に、
つわりの施術をしている時、「この人、冷えているな」と感じることは少ないんです。(もともと冷えやすいだろうなというのはわかります)
その理由は、
妊娠初期は体温が上がるのが、標準だからです。
妊婦さんは、基本、暑がりです。
逆にいうと、
もともと冷えがあった人は、妊婦さんにとっての標準体温に上げるために、冷えがあった分、エネルギーを多く使うことになります。
その余分なエネルギー消耗が、つわり悪化につながるのかもしれません。
話をもどして、
つまり、なにが言いたいかというと、冷えの自覚がなくても、つわりがひどい時は、どこかに冷えがあることを頭に入れていてほしいのです。
つわりの冷え対策といっても、
つわりの時期は、温かい飲み物や食べ物を受けつけなくなったり、お風呂の湯気だけで気持ちが悪くなることもあります。
だから、そういう時は、
無理に、身体を温めるようなことはしなくていいです。
冷えが原因のひとつかもしれないということを頭において、身体が大丈夫そうな時は、ほんの少し、工夫してみてください。
冷たい飲み物を白湯や温かいスープを変えてみるとか、温タオルを胃にあててみるとか。
できる範囲でかまいません。
つわりの症状がすぐに良くなるではないけど、
つわりが長引かずに済んだり、日々の体調の変化がおだやかになったり、目にはみえないプラスの効果が必ず、あります。
例えば、体調がゆるすなら、
足湯や肘湯などの部分浴を取り入れてみるとか。
あと、足首が冷えないようにするとか。
夏は、ほとんどクーラーを使っているという場合は、足首だけレッグウォーマーを使ってみるのもおススメです。
足首だけでなく、
二の腕もかなりの冷えポイントなので、日よけのアームウォーマーを活用して、肘を冷えないようにするのも良いです。
冷えが、身体に悪いのは、
身体の中を流れるエネルギーのバランスが悪くなるからです。
つわり鍼灸では、全身の気の流れを良くすることを目的としています。
冷えの予防は、
安産のためのカラダづくりにも関わってきます。
つわりの時期がおさまってからでもいいので、
ご自身でできる工夫を、確実に、取り入れてみてください。
助産院あるでは、
自宅で簡単にできる安産灸レッスンを、月に1回、開催していきます。
つわりが落ち着いて、安定期に入ったら、安産のためにも、ぜひ、ご参加くださいね。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの