つわりって、
「コレ!」っていうひとつの食べ物が、無性に食べたくなる時があります。
また、それ以外の食べ物を受けつけなくて、
食べられるモノがそれだけだから、けっきょく、毎日、同じものばかり食べることになる。
ひたすら、そうめんか冷えたゴハンとか、3食、ゼリーだけとか、とりあえず、炭酸飲料だけで生きてます、みたいな時。
赤ちゃんの栄養やバランスだって気になるし、
こんなに、毎日、同じものだけ食べ続けていいのかなぁと、不安になります。
不安になりだすと、
それを食べることに罪悪感がわいてきて、頭も体も、ぐるぐる悶々としだすのが、つわりさん。
すると、よけいにつわりが悪化するので、この際だから、はっきりいいます。
「毎日、同じものばかり食べ続けても大丈夫!!」
せっかく、なんとか食べられるモノがあるんだから、それを大事にしましょう。
赤ちゃんにとっての栄養もバランスも、今は、余計なことを考えなくていい。
思うように食べられなくても、
赤ちゃんの発育に影響はありませんから、安心してください。
一時的なことだから
今だけだから、大丈夫。
そのかわり、つわりが落ち着いたら、
いまの分も含めて、栄養バランスや貧血を予防するもの、身体を冷やすものは避けるとか、そういうことをたくさん考えて、しっかり食べてください。
でも、今はいいんです。
どうか、この時期を乗り越えることだけ考えて。
「なにか食べなくちゃ!」と、
ムリをして食べると、つわりが悪化する恐れだってあるんですよ。
とくに、つわりさんは、
身体だけじゃなく、心も同じくらい弱っているので、周りにあーだこーだ言われるのは、本当につらい。
「なにか食べなくていいの?」
「少しでも食べた方がいいんじゃない?」
「そんなに、同じものばかりで平気?」
(主に、口を出すのは、自分の母親)
心配する気持ちもわかりますが、
その一言、つわりさんには、思っている以上にダメージが大きいです。
『この時期だけだからしょうがない。つわりがおさまるまでは、食事の内容や回数にはこだわらない。』
もう、自分で割り切ってしまって。
それだけで、ずいぶん気持ちが楽になるから。
ただし、まったく食事が摂れない、水も飲めないという時は、きちんと病院も受診しましょうね。
つわり鍼灸では、
つわり症状を楽にするための施術だけでなく、つわりさんご本人の状況と時期によって変化するつわりの波にあわせて、心がまえや生活のポイント、気持ちの持ち方などについても、アドバイスをしています。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの