先日、つわりの原因は骨盤のサビだという話をしたら、
「つわりと骨盤って関係あるの?!」と驚かれたので、その話をしようと思います。
つわりとは、一説によると、
「妊娠・出産に向けて、骨盤の変化に追い付いていない人が味わう不快感」だそうです。
具体的にいうと、骨盤の動きが固い人。
そのために、骨盤周りの氣のめぐりが滞っている人。
吐きづわりでは、
吐く時の腹圧で、身体の内側から骨盤を開かせる作用があります。
食べつわりでは、
食べることで、副交感神経を優位にし、骨盤をゆるませる働きをするのだそうです。
つわりが、妊娠・出産に向けて、
骨盤の変化に追い付いていない時に味わう不快感だとしたら、
つわりの症状を楽にするには、身体がその変化に追いつけるようにしなくてはいけません。
つわり鍼灸では、経絡やツボを使って気の流れを調えるほかにも、骨盤や全身の骨格の調整も行います。
本来、身体というものは、
ちゃんと、必要なものに反応していく仕組みをもっています。
でも、時々さびついて、不具合が起きることもある。
そんな時は、身体が持っている力を発揮できるような後押しが必要です。
自分でできることを、
自分なりに、あれこれ工夫して、取り入れることは大切。
でも、だからといって、
すべてを自分でやらなくてはいけないって事ではない。
自分の身体のメンテナンスをするために、
時間とお金を使って、他人の力を借りることは、セルフケアのうちだと思っています。
ひとりで我慢して、じっと耐えるだけよりも、
他人のチカラを借りて、少しでも早く楽になれるのなら、そっちを選んでいいはずです。
しないでいい我慢もある。
ギシギシ音のなる鳴るドアに、オイルを垂らすイメージ。
それだけで、ドアの動きはスムーズになります。
でも、実際にドアを開け閉めするのは、あなた自身。
"身体の変化についていけるようお手伝いすること"
それが、つわり鍼灸の役割です。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの