1人目2人目は、とくに、つわり症状がひどく、
妊娠悪阻を経験したわたし。
ずっと吐き気が続いて、なにも食べられなくて、吐いても出てくるのは胃液だけ・・
どんなにつらいか、つわりさんなら想像がつくかと思います。
それに比べて、3人目は、
比較的おだやかに、つわり期を過ごす事ができました。
ですが、そんな中でも、
もっとも、つらかったのは、私にとってあまりにココロが痛いものでした。
つわりの時は、イヤな匂いで具合が悪くなることは多いですね。
よくあるものだと、ゴハンが炊ける匂いとか、たばこの臭いとか。
私の場合、どうしてもダメになった匂いが2つ。
旦那が飲むコーヒーの匂い。
そして、もうひとつが・・
子どもの頭皮の匂い(特に長男、当時4歳)
あ、うちの子たちが特に臭いってわけじゃないのですよ(誤解しないでくださいね、笑;)
ふだんは、好きなんです。
コーヒーの香りも、子ども達の匂いも。
でも、つわりの時は、一切近寄らないで!って感じでした。
旦那のコーヒーは、別にどうだっていいんです。
近づかなければいい。
けれど、子ども達はそうもいきません。
うちでは、あいさつのハグを日課にしています。
おはようのハグ、おかえりのハグ、おやすみのハグ。
寝る時は、手や足をなでなでして、一緒に寝ます。
ところが!!
つわりの時は、体温の高い、子どもの湿った手や肌がくっついてくるのが、なぜか、しんどくて、しんどくて。
その上、匂いもダメ・・
「おねがい、くっついてこないで。お母さんから離れてちょうだい。」
そんな感じでした、涙。
頭でも気持ちでも、いつも通り、ハグしてあげたいんです。
でも、身体が生理的に拒否・・
理屈じゃないんですね。
こころとからだが、まったく裏腹で、
しかも、子どものことだから、メンタルのダメージが、相当に、デカかったです。
どうしようもない吐き気やダルさは、
自分の事だけなので、寝たり起きたり、必死に耐えればどうにかなる。(もちろん、つらいけど)
でも、子どもの事は、
子どもにもわかってもらわないといけない大変さとか、伝わらないもどかしさとか、子どもを悲しませている罪悪感とか、
なによりも意外で、つわりの中で、いちばんキツかったつわりの症状です。
幸い、ピークの2週間ほどでおさまりましたが、それ以上、長引いたら、もっと大変だったと思います。
実際、2人目のつわりの時は、
つわりが終わった瞬間に、上の子が入院するという騒ぎもありましたし。。
https://karada-kulumi.com/mystory/032/
その件に関しては、
今、考えても、どうしようもないなと思っているので、後悔や罪悪感はありませんけどね。
とにかく、当時は、心が痛かったです。
東洋医学でいうと、
母親としてのエネルギーは【土】です。
包容力、調整力、大地のエネルギー・・
つわりの時期は、
お腹に宿った小さな命が、子宮という大地に根をはっていく、大切な時期です。
母のエネルギーを、
お腹のあかちゃんに集中するために、そんな症状が出たのかもしれないなと思います。
エサの取り合いなどを考えると、生物的な本能から、
たとえ、兄弟であっても、ある意味、生き残りをかけた戦いでもありますから。
まぁ、彼らは、今も現在もとりあえず、戦ってますから、笑
お腹にいる時から、そうだとしても不思議じゃないですね。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの