最近は、赤ちゃんの頭の形に関する情報がとても増えています。

赤ちゃんの頭の形について、インターネットやSNSで調べているうちに、
「見れば見るほど、不安になってきた」
「何をどう選べばいいかわからなくなった」
そんな気持ちになったことはありませんか。

頭の形外来やヘルメット治療について目にする機会も多く、気にしていなかったはずなのに、「このままで大丈夫なのかな」と心がざわつく方も少なくありません。

頭の形の話題が増えている背景

実は、赤ちゃんの頭の形については、医療の現場でも考え方や判断の基準に幅があります。

病気ではなく、主に形の特徴として経過を見る場合もあれば、頭蓋骨の歪みが将来的な影響につながる可能性を考慮し、治療を検討するケースもあります。

頭の形外来やヘルメット治療ができるクリニックが増えている背景をふまえて、『必要以上に不安を煽らず、冷静に判断することが大切』という考え方が示されています。

 
情報や選択肢が増えたことで、
「何かしなければいけない気がする」
「早く決めないと手遅れになるのでは」
と感じてしまうのも、親として自然な反応です。

問題なのは、不安な気持ちのまま、十分に整理できない状態で選択を迫られてしまうことだと思います。。

「気にしすぎ」と「放っておく」の間にある視点

頭の形について考えるとき、つい極端な考え方になりがちです。

・気にしすぎなのでは
・でも、何もしないのも不安
・家族は乗り気じゃない
・情報を目にするたび、心がゆれる

これらは、よくある心情です。

私は、「気にしすぎ」か「放っておく」かの二択にしないことが大切だと思います。

今の状態を知り、どう考えるかを整理する、そのための視点を持つためです。

どう判断するか整理するために

頭の形についての選択は、

まずは、
・どんな情報があるのか
・その情報は、どんな立場から発信されているのか
・自分は何に不安を感じているのか
こうしたことを、落ち着いて整理することが先になります。

相談することは、何かを決めるためだけの行動ではありません。

判断するための材料を集める時間と考えてみるのはどうでしょうか?

次に考えていきたいこと

情報が多い今だからこそ、
「何を基準に判断すればいいのか」
「どんな点を見て、相談すればいいのか」
という視点が、とても大切になります。

頭の形について考えることは、不安を増やすためではなく、赤ちゃんと家族にとって、納得できる選択をするためのもの。

次の記事では、その「判断の軸」を、もう少し具体的に整理していきます。

 

逆子のお灸|助産院ある(沖縄うるま市)