赤ちゃんの頭の形が気になり始めたとき、「どうして歪んでしまったんだろう?」と考えるお母さんはとても多いです。

実際に、お話を聞いてみると「向きグセがあったからだと思う」と答える方が多いのも、よくあることです。

向きグセが頭の形につながる

赤ちゃんの頭は、とてもやわらかく、成長の途中にあります。

そのため、同じ向きで過ごす時間が続くと、どうしても同じ場所に力がかかりやすくなります。

「向きグセが続くことで、頭の形に変化が出てくる可能性は高い」これは、専門的にも知られていることです。

ベイビーヘッドケアで対象としている頭の形も、「位置的頭蓋変形」と呼ばれるものです。

これは、病気や先天的な異常ではなく、向きグセや姿勢など、日常の過ごし方が影響して起こると考えられています。

だからといって、必ずしも歪むわけではない

一方で、向きグセがあっても、成長とともに動きが増え、自然と目立たなくなっていく赤ちゃんもたくさんいます。

・首がよく動くようになる
・寝返りを始める
・抱っこの時間や姿勢が変わる

こうした変化の中で、体の使い方が広がっていくこともあります。

向きグセがある=必ず頭の形が歪むというわけではありません。

大切なのは「早く知ること」と「焦らないこと」

向きグセと頭の形は、たしかに関係があります。

だからこそ、月齢が低いうちに気づき、正しい見方を知っておくことには意味があります。

早く知ることと、過度に心配して焦ることは別です。

まずは、お母さん自身が元気であること。そして、目の前の赤ちゃんが元気でいること。

それは、すべてあなたのおかげ。

慌ただしい子育ての中でも、ある程度、ゴハンが食べれて眠れている。子どもがかわいいと思えることが、なにより大事なことです。

不安をひとりで抱えこまないでください

向きグセや頭の形について調べていると、情報が多く、不安になってしまうこともあります。

そんなときは、
「今の状態はどうなのか」
「どんな選択肢があるのか」
を、一度整理してみるだけでも十分です。

ベイビーヘッドケアは、赤ちゃんの成長を信じながら、 今できる関わり方を一緒に考えるためのケアです。

向きグセや頭の形が気になったとき、
ひとりで悩まず、落ち着いて考えるための場があることを、覚えおいてくださいね。

 

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