赤ちゃんの頭の形や向きグセが気になったときに知ってほしいこと
赤ちゃんが生まれて、ふと
「いつも同じ向きを向いて寝ている気がする」
「頭の形、このままで大丈夫かな?」
そんなふうに気になる瞬間はありますか?
最近は、SNSやインターネットで、赤ちゃんの頭の形や向きグセについての情報を目にする機会も増えました。
そういった情報を見れば見るほど、不安になって…とご相談に来られる方もふえました。
向きグセはめずらしいことではありません。
生後まもない赤ちゃんは、力が弱く、首や体の使い方がまだ未発達です。抱っこされる時間が長く、また、同じ向きで寝ることが多い時期でもあります。
向きぐせは、多くの赤ちゃんに見られるごく自然な姿で、向きグセがあるからといって、すぐに何かが「悪い」というわけではありません。
しかし、だからといって、なにも気にしなくていい、そのままでいいというわけでもありません。
向きグセは、その後の頭の形に影響することがあるため、気をつけなければいけないことが、いくつかあります。
向きグセが起こる理由はいろいろ
向きグセは、
・お腹の中での赤ちゃんの姿勢
・生まれてからの抱っこや寝かせ方
・体の緊張や、動かしやすさ
こうしたいくつかの要素が重なって、赤ちゃんの体の癖としてあらわれてきます。
そこに、頭の形の要素も関わってくるので、原因のひとつだけを切り取って考えると、見えにくくなることがあります。
生まれたばかりの赤ちゃんの体がどういうものかを知り、お世話していく必要があります。
ですが、産後まもないママにとっては、他に優先すべきことがたくさんあって、なかなかそこまで気が回らない場合も多いのが現状かもしれません。
ベイビーヘッドケア®︎で大切にしていること
ベイビーヘッドケアは、何がなんでも頭の形を変えるためのケアではありません。
赤ちゃんの体や発達の流れを大切にしながら、赤ちゃんの頭の形を考え、毎日のふれあいの中で「どうしたら、赤ちゃんが楽に過ごせるか」「どんな関わり方が合っているか」を一緒に見ていくケアです。
頭の形だけでなく、抱っこの仕方、寝かせ方、赤ちゃんの首や背中、からだの使い方、日常のふれあいまで含めて考えていきます。
迷いのある時期にこそ、知っておいてほしいこと
「まだ小さいから様子を見ていいのかな」
「病院に行くほどではない気がする」
そんなふうに迷っている方にこそ、知っておいてほしいのは、赤ちゃんは、やさしく触れられることで安心し、安心の中で、少しずつ、体の使い方を広げ、成長していくということ。
ベイビーヘッドケアは、頭の形のケアを通して、その土台を整えるための“ふれあいの時間”でもあります。
頭の形や向きグセが気になったとき、子育ての一部として相談できること。
そう思える場所として、思い出してもらえたら嬉しいです。
向きグセ・赤ちゃんの頭の形・BHC ベイビーヘッドケア|助産院ある(沖縄うるま市)
