施術中、身体から受け取っていること — 身体は答えを知っている
施術のあとにお伝えしていること
施術が終わったあと、私はその方に、身体から感じ取ったことを言葉にしてお伝えしています。
それは「診断」や「評価」ではありません。
また、「こうしなければいけない」という指示でもありません。
施術中に、身体にふれながら感じたこと。
呼吸の変化、緊張がほどけた場所、気の流れの偏り。
そうしたものを、できるだけ日常の言葉に置き換えて、お話ししています。
身体は、たくさんの情報を教えてくれている
人の身体は、思っている以上に多くのことを語っています。
力が入りやすい場所。
無意識にかばっているところ。
呼吸が入りにくいところ、逆にすっと通るところ。
それらは「良い・悪い」ではなく、
その人が、これまでどう過ごしてきたか、
いま、どんな状態にあるのかを、静かに教えてくれるサインのようなものです。
私は、施術のあいだ、そうした身体の声に耳を澄ませています。
はっきりわからないことも、たくさんあります
正直に言うと、すべてが明確にわかるわけではありません。
「たぶん、こんな感じがする」
「このあたりに、少し滞りを感じる」
そんな、曖昧さを含んだ感覚も多くあります。
だからこそ、
「こうですよ」と断定するのではなく、「こんなイメージを受け取ったのですが、何か思い当たることはありますか?」という形で、お伝えしています。
私が身体から受け取った感覚と、ご本人の感覚が重なったとき、そこに、深い気づきが生まれることが多いと感じています。
フィードバックは、答えを渡す時間ではありません
施術後のフィードバックは、私が答えを持っていて、それを渡す時間ではありません。
むしろ、
「自分の身体は、いま、こんな状態なんだ」
「こんなふうに感じていたのかもしれない」
そんなふうに、ご本人が、自分の身体を受け取っていく時間です。
その場ではピンとこなくても、家に帰ってから、ふとよみがえってくる言葉もあります。
身体の感覚が、あとから追いついてくること
実際に、こんな声をいただくことがあります。
「そのときはよくわからなかったけれど、家に帰って、言われたことを思い出していたら涙が出た」
「いまの自分をそのまま受け止めてくれた気がしました。」
「自分を大事にしたくなって、帰り道に花を買って帰りました」
身体の変化や気づきは、施術の場だけで完結するものではありません。
時間差で、じんわりと広がっていくことも、とても多いのです。
「調える」ということ
大切にしているのは、何かを変えようとすることよりも、「いま、どうなっているか」を一緒に感じることです。
身体に気づくこと。
その状態を、そのまま受け止めること。
そこから、自然に整っていく流れが生まれる。
私は、川の水が流れる場所へ流れるように、そのプロセスに立ち会っている感覚で施術をしています。
身体と対話する時間として
逆子ケアであっても、安産に向けたケアであっても、目的は違って見えて、実は同じところに向かっています。
それは、「自分の身体と、静かに対話する時間を取り戻すこと」
施術後のフィードバックは、その対話を、言葉のかたちでそっと手渡す時間なのだと思っています。
もし、「この感覚を、実際に身体で受け取ってみたい」と感じる方は、LINEからご連絡ください。
