逆子ケアで大切にしている「休み方」

逆子のケアというと、逆子のために「何かをすること」を探しがちですが、実は「どう休んでいるか」もとても大切なポイントです。

妊娠後期に入ると、お腹が大きくなり、体への負担も知らないうちに増えていきます。

ホルモンや大きくなったお腹の影響で、眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めることもよくある変化です。

「休んでいるつもり」になっていないか

妊婦さんと関わる中で「ちゃんと寝ています」と話される方でも、よくよく聞いてみると、

・寝る直前までスマホを見続けている
・眠りが浅く、夜中に考えごとをしている
・仕事や家のことを気にしながら休んでいる
ということが少なくありません。

体は横になっていても、頭や気持ちが休めていない状態では、体はなかなかゆるみません。

休むことは、体をゆるめる時間

逆子ケアで大切にしている休み方は「ほっと力を抜いて、体と一緒に過ごす時間をつくること」です。

深く眠ることだけが休みではありません。

目を閉じて呼吸を感じたり、お腹にそっと手を当てたりする時間も、体にとっては大切な休息になります。

意識を外から内へ戻す

忙しい毎日の中では、どうしても意識が外に向きがちです。

休む時間は、その意識を、自分の体や赤ちゃんのほうへ戻してあげる時間でもあります。

・今、呼吸はどんな感じかな
・お腹は、あたたかいかな

そんなふうに感じてみるだけで、体は少しずつゆるんでいきます。

がんばらない休み方でいい

「上手に休まなきゃ」「しっかり休まなきゃ」と思う必要はありません。

短い時間でも、リラックスして体に意識を向ける時間を重ねていくことが、体を整える助けになります。

逆子ケアにおける休み方は、特別なことをする時間ではなく、妊娠後期を、無理なく過ごしていくための土台づくりだと考えています。

 

逆子のお灸|助産院ある(沖縄うるま市)