赤ちゃんの向きグセに気づいたとき、「いつまで様子を見ていていいのかな」「このままでも自然に変わるのかな」そんな疑問を持つ方はとても多いです。

特に、初めての育児では「様子を見る」の加減が分からず、不安になりますよね。

向きグセが出やすい時期がある

向きグセは、生後すぐから見られることがあります。

とくに、生後0〜3ヶ月頃は、首や体の動きがまだ限られているため、同じ向きで過ごす時間が長くなりやすい時期です。

この時期に向きグセがあること自体は、めずらしいことではありません。

「向きグセがある=すぐに問題」というわけではないことを知っておいてください。

ただし、、

「様子を見ていい」と「何もしない」は違う

よくある誤解のひとつが、「様子を見る=何もしない」という考え方です。

実際には、
・抱っこの仕方を少し意識する
・寝かせる向きを工夫する
・赤ちゃんが動きやすい姿勢をつくる

こうした日常の関わり方を見直すことも、「様子を見る」大切な一部です。

何か特別なことをしなくても、関わり方を知っているかどうかで、赤ちゃんの体の使い方は変わっていきます。

月齢が低いうちに知っておく意味

赤ちゃんの体は、成長とともに動きの幅が広がっていきます。

そのため、月齢が低いうちに向きグセの背景を知り、無理のない関わり方を始めることは、選択肢を広げることにつながります。

「早めに知ること」と「焦って何かをすること」は別です。

正しい情報を持った上で、必要に応じて行動を選べることが大切だと考えています。

迷ったときは、ひとりで抱えこまなくて大丈夫

「まだ病院に行くほどではない気がする」
「でも、このままでいいのか分からない」

そんなとき、地域で相談できる場所が助産院です。

気になった時点で相談できることも、子育ての大切な選択のひとつです。

助産院とつながる

沖縄では特に、産後ケアが利用できる市町村が多いです。

産後ケアを活用して、気軽に、地域の助産院に足を運んでみてください。

 
向きグセは、赤ちゃんの体や成長を知るひとつのサインでもあります。

すぐに答えを出そうとせず、今の状態を一緒に整理し、赤ちゃんの成長を一緒によろこぶ。

そのための場として、ぜひ、お近くの助産院や助産師さんとつながってください。