つわりを楽にするセルフケアを
いくつか、書いてきました。
今日は、その逆で、
つわりを悪化させるセルフケアについて。
それは、
【セルフケアをがんばらないこと】です!!
私たちは、小さい頃から、
こう言われて育ってきました。
「自分の事は、自分でしなさい」と。
そして、子ども達にも、
同じ事を言っています。
「出来る事は、まず自分でしなさい」と。
そういう価値観を、
毎日、大切に育てています。
だから、つわりの原因は、
冷えだの、呼吸だの、骨盤が固いだの言われると、
まずは、自分自身で
"どうにかしないといけない"と思ってしまう。
たしかに、これまでのあなたは、
目の前の困難を、自らの努力や工夫で乗り越えてきた人です。
あなたのすばらしい才能です。
称賛に値します。
きっと、これから先も、
あなたを助けることでしょう。
しかし!!
つわりで弱っている今、
すべてを、自分でやろうとするのは、まちがいです。
今こそ、長年育ててきた
「自分の事は、自分でしなさい」という価値観を壊す時です。
自分の事を
ちゃんと、自分で出来るようになった大人の私たちは、
次は、これを知らなくていけません。
自分でも出来る事を、
人に頼んでもよい
という事を。
私は以前(1人目のつわりの後)
知人に「つわりで大変だったんです」と漏らしたら、
「自分で治せばよかったのに!」
と言われ、めちゃくちゃショックを受けました。
つわりも、自分でどうにもできない私は、
助産師の資格も、鍼灸師の意味もない
そんな風に思ったんですね。
でもね、その後、2人目、3人目と
つわりについて掘り下げていく内に、
「自分で治す」
そもそも、その考え方が、
つわりを悪化させる
ということに気付きました。
要は、
つわりさんに多い思いグセ
みたいなものです。
さて、あなたはどうですか?
もちろん、
・自分の体を大切にする
・体調管理に気をつける
・生活習慣を見直す
・日々にセルフケアを取り入れる
どれも大切な事ですし、
健康のためには、欠かせないモノです。
それはそれとして、
あなたのココロに問いかけてみてください。
「私は、自分で出来る事は、
まず、自分でやらなくてはいけないと
思いすぎてはいないか?
がんばれば出来る事を、
できないからお願いと言える勇気はあるのか?
自分の身体が楽になるために、
お金を使うことをゆるせるか?」
これは、つわりに限った話ではありません。
むしろ、つわりがおさまった先の
あなたの子育てに、大いに関係のあることです。
育児は育自
子育ては自分育てだ
みたいな事をよく言われます。
心との向き合い方だけ以上に、
私は、身体との付き合い方、在り方が大事だと考えています。
つまり、子育ては、
つわり期から、すでに始まっている
それは、母になるあなただけでなく、
ご主人、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる上の子ども達、家族、仕事、職場の人間関係・・
すべて、ひっくるめての話だから。