つわり対策

つわりで仕事を休む時、なるべく迷惑にならない方法を考えてみた。

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「つわりで辛いけど、仕事を休めない。職場に迷惑をかけられない。」

働く女性にとって、大きな悩みです。

 

私も仕事をしながら、つわりの時期を乗りこえたので、よくわかります。

通勤途中で具合が悪くなり、
職場にたどりつけず、そのまま休職から、退職したこともあるし。

 
2人目の時は、
6週頃から具合が悪くなり、8週目にはもう起き上がることもできず・・

つわりがおさまるまで、
約2ヶ月ほど、おやすみをいただいたことだってあります。

 
思うように仕事ができない焦り、仕事を休む罪悪感・・

いろいろありましたが、それでも、なんとかやってきました。

 

そこでもし、つわりで仕事が出来なくなった時、
なるべく、職場に迷惑をかけない休み方を考えてみました。

 
この記事を読んだら、

・つわりで仕事を休むことについてどう考えるべきか?
・つわりで仕事を休む時の届け出
・なるべく職場に迷惑をかけない方法

について、知ることが出来ます。

 

つわりで仕事を休むことについて、どう考えたらいいのか?

つわりで仕事がツラいなら、
【最大限の勇気】を持って、休むべき!!

キッパリと、断言します。

 
つわりの意味を考えると、
それが、あなたの身体と大切な赤ちゃんの命を守ることにつながるからです。

つわりの程度に関係なく、
つわりは、妊娠出産に向けて、身体が変化していく、大切な時期だからです。

「多少、気持ちは悪いけど、休むほどじゃない」
そう思っている人こそ、休むべきとさえ、思っています。

 

つわりが起きる妊娠初期は、特に、
身体にとっての負担やリスクが高い時期でもあります。

産休に入る時期が決まっているように、
妊娠証明書が出たら、つわりの有無に関わらず、確実におやすみをもらえるような『つわり休暇制度』があったらいい。

本気で、思います。

 

いずれにしても、つわりで、仕事を休む時、
必ず、必要なものが、病院から出される『診断書』です。

 
「つわりがどの程度だったら、休むための診断書を出してもらえるのか?」

そんな疑問を持っている方がいたら、安心してください。

病院に行って、

「つわりがしんどくて、仕事に行けないので、診断書ください」

こう言えばいいだけです。
 

「ダメです。あなたはもっと働けます」
などという医者は、絶対にいませんから、大丈夫です。

 

どんな診断書を書いてもらえばいいか?

そんなときは、こちらを利用しましょう。

『母性健康管理指導事項連絡カード』

厚生労働省が正式に認めている制度で、
病院で記入してもらうことで、診断書の代わりになります。

 
これを提出された職場は、その妊婦さんに対して、適切な措置を取らなければいけません。

「医師にこう言われました」という内容を、
妊婦本人・医師・職場の三者で共有できるのが、このカードのメリットです。

 
つわりだけなく、
切迫流産、貧血、足のむくみなど、入院はせずとも安静が必要な時に活用できます。

あなたとお腹のあかちゃんの健康を守るためのものなので、ぜひ、堂々と活用してください。

 

そして、なるべく職場に迷惑をかけない休み方とは・・

まず、妊娠がわかったら、
直属の上司や近くの同僚には、早めに伝えておくことです。

 
妊娠が判明したら、安定期に入るまではなにがあるかわからない。

そういう理由から、
どのタイミングで、妊娠を伝えたらいいか、迷うこともあるでしょう。

 
その気持ちもわかる。

でも、休む・休まないには関わらず、
ひとことでいいから、いちばん近い上司だけでもいいから、できるだけ早め伝えておくことは必要だと感じてます。

 
だって、つわりに限った話ではなく、妊娠中は何があるかわからないから。

具合が悪くなってから「実は・・」というより、
双方がそのつもりで心の準備しておける方が、なにかと都合がいいのです。

 

職場には、ギリギリまで言いたくない
あの上司に言うのはイヤ
同僚や先輩になんて言われるかわからない

職場の人間関係はいろいろありますから、そうおっしゃる方もいるでしょう。

 
ですが、申し訳ない。

それは、あなたのエゴです。

ただの見栄とプライドで、
大切なつわりの時期を、ただ、吐き気を我慢するだけで終わらせるなんて、もったいない。

 

逆に、職場の人間関係が良いほど困るのが、仕事を休む時の罪悪感。

迷惑をかけてしまうという不安感。

 
それは、けっきょく、
「しょうがない」と、最終的に割り切る勇気が必要です。

いくら他人に迷惑がかかっても、冷たい目で見られても、罪悪感にさいなまれても、具合が悪いのは事実。

つわりで働けない時は、しょうがないのです。

だって、動けないんだもん。

大切な赤ちゃんと自分の命を守るためだ!と思うしかない時だってあります。

 

元気になってから、
お返しのつもりで働こう。

ほかの人が、急な体調不良や産休に入る時は、
気持ちよく、休みをとってもらおう。

 
そうやって、持ちつ持たれつで、
会社というものは、なりたっているんじゃないでしょうか?

 

だから、日頃から、
万が一、なにかあった時には、引継ぎをお願いできるように、整理整頓をしておくこと。

書類やパソコンのデータなど、なにがどこにあるのか?

優先的に行う案件はなにか?

電話やメールだけでも、用件が伝えられるくらいにしておく。

仕事の案件は、自分ひとりだけで抱えず、【ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)】をしておく。

 

できる仕事は嫌がらず、自らすすんでやっておく。

少々、めんどくさいと思う事でも、やれる範囲で、ていねいにやる。

そうすることで、職場での信頼貯金を積んでおくのです。

 
なにかあって突然休んだ時、
周りの人は、口には出さずとも「○○さんはいつも一生懸命で、マジメにがんばっているし・・」と思ってしまうのが人情です。

そういった意味でも、
やはり、コミュニケーションって大事ですよね。

 

とはいえ、
やるだけやっても、心ない言葉や態度をとる人はいるし、休むことで迷惑をかけるのは事実です。

だからといって、
つわりでヘロヘロになった身体に、ツラい鞭を打って、ギリギリまで働くべきか?

わたしは、そうは思いません。

 

もし、あなたが子どもが生まれた後も仕事を続けたいと思っているのなら、
こういった職場との調整は、避けては通れないものになってきます。

子どもの発熱や風邪などで、仕事を休んだり、遅刻したり、早退が必要だったり・・

いま、思っている以上に、
ホントに、これでもかっていうぐらいにやってきます。

 
突然、仕事を休むことの罪悪感、思うように仕事ができない焦り・・

それをどう扱うのか?どう調整していくのか?

妊娠中からの準備期間だと考えましょう。

今から心がけておくと良いと思いますよ。