今日は何が食べたい?
何が食べられる?
どうやったら食べられる?
どう過ごしたら楽??
朝起きてから眠りにつくまで、
とにかく、ひたすら、そればっかり考えていた。
なにか、ひとつでも思い浮かべば、うれしい。
その日はいい日になる。
身体が楽でいられるもの
身体が心地よく感じるもの
つわりの時は普段よりも、センサーが敏感になる。
だって、そうしないと生きていられないから。
身体を相手にする仕事なので、
施術する上でも、お客さんと接する時も、普段の生活でも"カラダとの対話"を大切にしている。
けれど、つわりの時を思い出してみると・・
たしかに、本当につらかったんだけど、あんなにも、1分1秒のすべてをかけて、自分のカラダと対話した時期がほかにあったかなーと思ったりします。
知識や情報に頼らず、身体が、自分自身が、楽でいられるものを最優先にする。
「身体にいいもの」ではなく「自分にとっていいもの」を。
アンテナを立て、徹底して探し、そのために、時間とお金と手間をかけて。
食べられるなら『つわり中の食費は気にしない』
決まったメーカーの飲み物を探して、自販機を渡り歩く。
同じ玉子サンドでも、ファミマとローソンじゃ、味がちがう!!
使うコップも限られる(プラスチックはダメとか、ガラスの匂いがNGとか)
寝る時の頭の位置、足の位置、枕とシーツの具合、いかに、気持ち悪くならずにいられるか?
だれも気にしない(これまでの自分も気にしてなかった)匂いが気になり、気分が悪くなる
トイレに行くにしても、今イケる!!というそのタイミングを、1分1秒図ってたりする。
「繊細さ」は、生きとし生けるものすべての生存本能であり、「生き残るための戦略のひとつ」だという説もある。
つわりの時は、ツラくて、できることがそれしかないんだけど、
それこそが、思っている以上に、生きる上で、そして、命を育む上で、大事なことだったりするかもしれないなと思ったりする。