逆子ケアは、できれば早めにご相談いただきたい理由

逆子ケアについて発信していると、
「いつまでに行けばいいですか?」
「まだ間に合いますか?」
というご質問をよくいただきます。

結論からお伝えすると、逆子ケアを考えるなら、妊娠28〜30週ごろ、遅くとも32週までに一度ご相談いただけると助かります。

これは、不安を煽りたいからでも、焦らせたいからでもありません。

実際の現場で感じている、いくつかの理由があります。

理由①:逆子ケアは「時間の余白」があるほど選択肢が広がるから

妊娠週数が進むにつれて、赤ちゃんはぐんぐん大きくなり、子宮の中のスペースは少しずつ変化していきます。

週数に余裕がある時期であれば、
・体を整える時間
・休み方や生活を見直す時間
・セルフケアを積み重ねる時間

を、無理のないペースで確保することができます。

逆子ケアは「一度で結果を出すもの」ではなく、体の状態を整えていくプロセスなので、時間の余白があることは、とても大切です。

理由②:ひとりで運営している、小さな助産院だから

当院は、私ひとりで運営している小さな助産院です。

妊婦さんのケア、産後ケア、赤ちゃんのケアなど、ほかのご予約と並行して行っています。

週数をお聞きしたうえで、 できるだけ調整し、空き時間にご案内できるよう努めていますが、ご連絡のタイミングによっては、すぐにご案内できないこともあります。

 
たとえば、35週でご連絡をいただいた場合、予約が立て込んでいると、次にご案内できる時点で36週になってしまうこともあります。

早めにご相談いただければ、スケジュール面でも、より柔軟な対応がしやすくなります。

理由③:37週以降は、安全面から慎重な判断が必要になるから

妊娠37週以降は「正期産」といって、いつお産が始まってもおかしくない時期に入ります。

万が一、逆子の状態で、
・突然の破水
・強いお腹の張り

などが起こった場合、臍帯下垂など、赤ちゃんの命に関わる緊急事態につながる可能性があります。

そのため、当院では、37週以降で初めてご連絡をいただいた場合、基本的にお断りしています。

これは、安全を最優先に考えた判断です。

「早く来てほしい」は安全と選択肢のため

「なるべく早く来てほしい」という思いは、こちらの都合だけではありません。

・無理をかけずにケアできること
・選べる選択肢が多いこと
・安心して妊娠後期を過ごせること

そのために、28〜30週という時期は、とても大切な節目だと感じています。

決めるのは、妊婦さん自身

妊娠中期の週数は、思っている以上にあっという間に過ぎます。

もちろん、自然に赤ちゃんが回ることもありますし、必ず逆子ケアをしなければいけないわけではありません。

ただ、妊娠28〜30週に「何もせず様子をみた」場合と、「お灸をふくめた逆子ケアをした」場合とでは、逆子ケアしたほうが頭が下に戻る確率が高いように感じます(厳密なデータとして比較はできませんが)

それ以上に、
「逆子と言われた」という事実を、ひとつのきっかけとして、早めに情報を知り、体の状態に目を向けることは、妊婦さん自身にとって、大きな意味があると思っています。

けして、不安を煽るためではなく、より安心できる選択、後悔の少ない選択をするための材料として、この情報が届けばうれしいです。

 
逆子のお灸|助産院ある(沖縄うるま市)