ずっと、納得のいかないことがあるんです。

「つわりの人ってかわいそう・・」っていう、言葉にならない感情?同情?干渉?

 

だってさ、
出産の時、めっちゃ大変だったとか、難産だった話は、なんとなく、武勇伝になるじゃない。

「わぁ、そんな大変な思いして、産んだんだね。無事、生まれてよかったね。頑張ったね」って。

 
なのに「つわりが大変だった」って言うと、
なんだか、かわいそうな人・・って空気になるの、なんで??

 

つわりだって、赤ちゃんの命を守るために、必死になって乗り越えた結果だよ。

陣痛よりはるかに長い時間。

家事や仕事をこなしながら、
正直、本当にお腹にいるのかもわからない中で、

たったひとり、
赤ちゃんが育っている証拠だからと、自分を鼓舞しながら、

時には、もう無理だと弱音を吐いて、
そんな自分を責めながら、それでもなにも変わらない現実を受け入れて、

ひとつの生命が、
かんたんに壊れてしまわないような土台を創り上げた結果です。

 

だから、
「かわいそう」「気の毒」「運が悪い」だなんて!

もっと、評価されてしかるべきだと思っている。

 

え?そんな事ない??

もう1コ、言わせて。

 
例えばさ、

お産の時、すごく時間かかったとか、
誘発剤使って、痛くて大変だったとか、
途中で、帝王切開になったとか、

そういう話を、友達と話すとするじゃない?

その時に、もし、自分がすっごく安産で産んでたとしたら、
「いや、私、すっごい安産だったよ!ぜんぜん、楽チンだったよ。」って言う??

 
例えばさ、

「全然、おっぱいが出なくて、泣きながら授乳してさ、ほんと苦しかったわぁ」っていう友達に、

「へぇ。私、なんもしなかったけど、めっちゃ出て、助産師さんにもいいおっぱいって言われたわぁ」って言う??

 
そんな感じの人、中にはいるかもしれないけど(苦笑)私は言わないよね。

「大変だったね」とか「がんばったんだね」は言うかもしれないけど。

逆の立場だったら、なんだか、傷つくかなって思うから。

 

なのにさ、

「つわりが大変で、ホントしんどかったわ。全然食べられなくて、点滴した」とか言うと、

「わぁ、大変だね。私、全然つわりとかなかったよ」とか、

「たしかに気持ち悪いけど、そこまでじゃなかったな」とか、

「嘔吐恐怖症で、吐くとか、ぜったい無理だわぁ」って、

けっこう普通に言う人、多いの、なんで??って思います。

 
いや、悪気がないのは知っているよ。

だからこそ、言いたい。

 

好きで、吐いてるわけでもないし、
好きで、つわりになったわけでもない。

ひとつの命を育てるために、必死にやったって証じゃないですか。

つわりも、お産も、おっぱいも、みんな、一緒だよ。

 

そりや、思い通りにいく時も、いかない時もある。

けれど、生きて、命を育てている。

それだけで十分、ホントによくやっていると、いつも思う(もちろん、自分にも)

 

だから、つわりがひどいと聞いて、
「気の毒だ」とか「かわいそう」って、思わないでほしいな。

「この人の身体は、命を育てるのに、それだけ一生懸命ってことなんだな。がんばっているんだな。すごいな。」

ってことを感じてほしい。

それだけでも、救われるつわりさんは、いっぱいいると思うから。