逆子が戻らなかったら、意味はないですか?

とても正直で、切実な気持ちだと思います。

口には出さなくても、逆子ケアに来られる方の中には、こんな不安を抱えている方がいらっしゃるでしょう。

「もし戻らなかったら…」
「やったけど、結局ダメだった」
「意味がなかったってことだよね」

 
もちろん、赤ちゃんが頭を下にしてくれたら嬉しい。

それは自然な願いです。

でも、逆子ケアは“戻すこと”だけを目的にしているわけではありません。

体の緊張がゆるみ、呼吸が深くなり、お腹がやわらかくなる。

「できることはやった」と思える。

そのプロセス自体が、大きな意味を持っています。

戻らなかったとしても、残るもの

たとえ、赤ちゃんの向きが変わらなかったとしても、

・体が整えようと、自分の体と向き合った時間
・赤ちゃんを信じる、信じたいと感じた感覚

それらは、なくなりません。

むしろ、その積み重ねは、帝王切開になったとしても、お産に向かう心の土台になります。

「やれることはやった」という安心

逆子のまま出産を迎えるとき、

「もっと早く何かできたのでは」
「何もしなかったからかな」

そんな後悔が少しでもよぎると、心はぎゅっと縮こまります。

でも、自分なりに向き合い、体を整え、赤ちゃんと対話した時間があれば、結果がどうであっても「やれることはやった」と胸を張ることができます。

意味は、向きではなく信頼にある

逆子が戻るかどうかは、赤ちゃんといのちの流れの中の一部にあります。

私たちができるのは、できるだけその流れを整え、信頼を育てること。

逆子ケアの意味は、赤ちゃんの向きだけで決まるものではありません。

人智を尽くして天命を待つ。

体と赤ちゃんを信じる力が、少しでもあなたの心に灯ったなら、それはもう、あなたが思う以上に意味のある時間なのです。

その力は、目に見えなくても、確かにあなたの中に残り続けるものだと思うからです。