逆子と言われたときの選択肢ー病院でできる『外回転術』
外回転術と逆子ケア
逆子と言われたとき、妊婦さんが考えることは人それぞれです。
「自然に戻るのを待ちたい」
「医療的な方法があればためしてみたい」
「それ以外で、できることがあるか知りたい」
その中で、医療的な選択肢として名前が挙がることがあるのが、外回転術(がいかいてんじゅつ)です。
外回転術と医療の役割
外回転術は、医師が妊婦さんのお腹の上から手で操作し、赤ちゃんの向きを回す方法です。
妊娠週数や、羊水量、胎盤の位置、赤ちゃんの状態などの条件がそろった場合に検討されます。
赤ちゃんやお母さんに負担がかかる可能性があるため、病院の方針として、外回転術を行っていない病院もあります。
医療の役割は「安全を判断し、リスクを最小限にするために管理すること」です。
妊婦健診の結果から、母子の状態を総合的に見て、 母子にとって最も安全とされる方法を提案します。
それは、命を守るために欠かせない視点であり、医療の現場が「安全性」を最優先に考えているからです。
外回転術をどう考えるか
外回転術を選択肢に入れるかどうかは、病院の方針や、妊婦さん自身の考えによって変わります。
外回転術は、条件が合えば検討される医療的な選択肢のひとつです。
そのため、もし考えてみたいと思った場合には、「知ったうえで判断する」ことがとても大切だと感じています。
たとえば、 どこの病院でできるのかもふくめて、
・どんな条件で行われるのか
・どんな点に注意が必要なのか
・自分と赤ちゃんの場合は、どう考えられるのか
担当の医師から説明を受け、疑問があれば質問しながら、納得して考えていく。
こういった医療的な判断や詳細については、残念ながら、わたしが直接お答えできることには限りがあります。
ただ、病院で受けた説明や情報を、いちど言葉にして誰かに話してみることで、気持ちや考えを整理する時間を一緒に持つことはできます。
外回転術を選ぶ・選ばない以前に、必要な情報を受け取り、考える時間を持つことが大切だと思っています。
逆子ケアでできること
一方で、私が行っている逆子ケアは、医療行為ではありません。
赤ちゃんを回すための処置でもありません。
外回転術の代わりになるものでもないし、また、外回転術を避けるための手段ではありません。
逆子ケアでは、
・体の緊張をゆるめる
・冷えや循環に目を向ける
・呼吸や姿勢を整える
といったことを通して、 赤ちゃんが動きやすい体の環境を整えることです。
選択肢を知っている、ということ
外回転術を選ぶかどうか。
逆子ケアをするかどうか。
あるいは、どちらも選ばないか。
大切なのは「正解を選ぶこと」ではないと思います。
医療の判断や選択肢を尊重しながら、逆子ケアという視点も知っていること。
そのうえで、妊婦さん自身が「自分と赤ちゃんにとって、どうしたいか」を考える。
自分の体と赤ちゃんのことを、落ち着いて考える時間を持つためのひとつの場として、医療とは別の角度から、安心に向き合う時間にしてほしいです。
選択を急がされる前に、状況を整理し、自分の気持ちを感じてみる。
その時間があることで、どんな選択であっても、「納得して進む」ことにつながるのではないでしょうか。
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逆子のお灸|助産院ある(沖縄うるま市)
