34〜35週で逆子の相談をいただくことも、少なくありません

逆子ケア実際には、妊娠34〜35週でご連絡をいただくこともあります。

「次の健診で、帝王切開の話が出た」
「このままでは、予定帝王切開になりそうと言われた」

そうした状況で、
「何かできることはないか」と探して、ここに辿り着く方もいらっしゃいます。

できることが「ゼロ」ではないが・・

34〜35週になると、赤ちゃんの体はかなりしっかりしてきて、子宮の中のスペースも、以前より限られてきます。

そのため、28〜30週の頃と同じ条件ではないことは、正直にお伝えする必要があります。

ただ「何もできないから帝王切開の日を待つだけ」というわけでもありません。

・体の緊張をゆるめる
・冷えや血流に目を向ける
・休み方や呼吸を見直す

こうしたことは、週数が進んでいても、体と赤ちゃんにとって意味のある時間です。

なぜなら、帝王切開であっても、経膣分娩であっても、『あなたのお産』であることに変わりないからです。

もしかしたら、帝王切開の場合だと、すべて病院や先生にお任せするしかないと思ってしまう方もいるかもしれません。

それはちがいます。
どんな方法や手段をとったとしても、あなたの身体の中に赤ちゃんがいるかぎり、お産は、あなたと赤ちゃんのよのです。

「わたしが産む」
「この子の力を信じている」

この感覚が、なによりも大切なだと感じています。

それは、これまでの助産師経験や私自身の子育て、敬愛する助産師仲間やママ友の体験談から、確信をもって言えることです。

期待と不安との間で

この時期の逆子ケアでは、「必ず向きが変わります」とは言えません。

それは、ケアの方法や質ではなく、週数や赤ちゃんの状態による要素が大きくなるからです。

向きが変わることもあります。
変わらないこともあります。

赤ちゃんにだって、それなりの都合があるかもしれません。

過度に期待しすぎす、
そのどちらも起こりうる、という前提で、今できることを丁寧に積み重ねていくことが大切だと考えています。

「結果」だけで、時間の価値を決めない

逆子ケアは、赤ちゃんの向きを変えることだけを目的にしたものではありません。

・自分の体に意識を向けること
・赤ちゃんと向き合う時間をもつこと
・不安をそのままにしないこと

たとえ向きが変わらなかったとしても、
その時間が無駄になることはありません。

実際「やれることはやったと思えたことで、気持ちの整理がついた」と話してくださる方もいらっしゃいます。

そのお気持ちは、わたしにとって、逆子が戻った戻らない以上に大切なことだと思っています。

この時期だからこそ、大切にしたい姿勢

34〜35週で逆子ケアを考えるときは、「まだ間に合うか」だけでなく、「今の自分と赤ちゃんに、何が必要か」という視点が大切です。

焦りの中で何かを足すのではなく、今の体の状態を見つめ、安心して妊娠後期を過ごし、赤ちゃんといっしよに、お産に向けて心と体をととのえるための時間として、位置づけてもらえたらと思っています。

早く知っていれば、選べたかもしれないから

この週数で相談を受けるたびに、
「もっと早く知っていれば、違う選択ができたかもしれない」 そう感じる場面も、正直あります。

だからこそ、この情報が今迷っている方だけでなく、これから、その時期を迎える妊婦さんにも届くことを願っています。

 

逆子のお灸|助産院ある(沖縄うるま市)