ベイビーヘッドケア®︎とは、どんなケアなのか

ベイビーヘッドケアは、赤ちゃんの頭の形を「ただなでる」ケアではありません。

赤ちゃん一人ひとりの頭の形や体の状態を見て、その子に必要なふれ方を選び、組み立てていくケアです。

これは、赤ちゃんの頭の形を丸く育てるために、国際ベイビーヘッドケア協会が考案したオリジナルのケア(民間療法)で、医療行為や法律で定められたマッサージや施術とは異なります。

ここでは、「セラピストによるケア」としてお伝えします。

「なでる=なんとなく触れること」ではありません

ベイビーヘッドケアを
「やさしくなでてあげるケア」
「気持ちよさそうだから、触れてあげるもの」
そんなイメージを持たれる方もいるかもしれません。

そのイメージは、ベイビーヘッドケアの大切な土台です。
“やさしく触れたい”“心地よくしてあげたい”という気持ちが、ベイビーヘッドケアにとって大切な出発点となるからです。

その上で、ベイビーヘッドケアでは、赤ちゃんの頭の形や構造、左右差、縫合の癖、体の使い方や姿勢を見た上で、どこに、どのようにふれるかを考えて関わります。

同じように見える頭の形でも、
・丸みが出やすい場所や平らな場所はどこか
・左右で、触ったときの感触やふくらみ方に違いがないか
・頭の骨のつながりに、かたさや動きの偏りがないか

見た目だけでは分からないことも、実際にふれてみると見えてくることがあります。

さらに、体の使い方もふくめて
・どの方向に向きやすいか
・どちら側が使いにくそうか
・首や体の動きに偏りがないか

など、同じ「なでる」という動きに見えても、目的や意味は、赤ちゃんごとに違います。

何を意図してふれるかで、ケアの意味は変わります。

ひとつずつの意図を考え理解しながら、ていねいに赤ちゃんにふれていきます。

すべての赤ちゃんが「同じ」ではないという前提

赤ちゃんの頭の形は、
・お腹の中での姿勢
・出生時の経過
・生後の過ごし方
などによって、それぞれ違います。

だから「このやり方をすれば大丈夫」という一律の方法はありません。

また、どんな赤ちゃんの頭の形であっても、それを「直すもの」「整えるもの」「矯正するもの」とは考えません。

頭の形は、赤ちゃんの成長のうつし絵だからです。

ベイビーヘッドケアは、その子の今の状態を見て、その子の成長の力を信じ、その子に合った関わり方を探していくケアです。

赤ちゃんの安全をいちばんに考えています

ベイビーヘッドケアは、なによりも大切な赤ちゃんの頭にふれるケアです。

そのため、

•強い力で押したりしない
•赤ちゃんが嫌がることはしない
•赤ちゃんの反応やペースを見ながら進める

などの注意事項をお伝えしながら、赤ちゃんに配慮し、安全であることを最優先にしています。

赤ちゃんにも「集中できる時間」があります

赤ちゃんが、落ち着いていられる時間には、限りがあります。

知らない場所で、知らない人にふれられる場合は、なおさらかもしれません。

そのため、来店時の赤ちゃんへのケアは、平均して15分前後、長くても20分程度です。

それ以上になると、赤ちゃんにとっては負担になってしまうからです。

短い時間でも、意味のある関わり

それが、ベイビーヘッドケアの基本姿勢です。

考えながら関わる、やさしいケア

ベイビーヘッドケアは、赤ちゃんの頭の形を見て、必要な部分に必要なふれ方で関わるケアです。

「こうしなければいけない」「必ず変わる」 そんな関わりではありません。

赤ちゃんの成長の力、ご家庭での関わり、お母さん・お父さんのペース。

それらを大切にしながら、今できることを、無理なく積み重ねていく。

それが、ベイビーヘッドケアのいちばん基本的な考え方です。

 
次の記事では、ベイビーヘッドケアがセラピストによるケアではなく、ご家族を中心に、一緒に積み上げていくケアということについて、くわしくお話します。