生後3〜5ヶ月は「気づき」と「迷い」の時期

生後3〜5ヶ月は、赤ちゃんの頭の形について「気づき」と「迷い」が同時に生まれやすい、最初の時期と言えます。

この頃になると、赤ちゃんの動きや表情がぐっと豊かになってきます。

首がすわりはじめ、目で物を追い、少しずつ自分で頭の向きを変えられるようになる。

そんな時、ふと、赤ちゃんの頭の形をみて、
「やっぱり、後頭部が平らかも?」
「左右差が、前よりはっきりしてきた気がする」

そんなふうに感じ始める方も多いかもしれません。

「そのうち丸くなる」と言われて様子を見てきたけど

それまで、

「そのうち丸くなるよ」
「首がすわって寝返りが始まれば大丈夫」

と言われてきて、様子を見てきた方もいらっしゃると思います。

たしかに、生まれた直後から比べると、生後3〜5ヶ月までに成長によって変わる部分もあります。

その一方で、向きグセや頭の形に左右差があった場合、自然な成長の変化だけでは追いつかず、向きグセの影響が、はっきり頭の形として見え始めるというのも、この時期の特徴です。

 
たとえば、次のような変化が目につくことがあります。

・頭のふくらみ方の左右差がはっきりしてきた
・平らな部分が目立ってきた
・耳の位置の左右差が気になる

など、頭の形そのものが目につくことがあります。

それは、赤ちゃんの変化だけでなく、お母さん自身の状態が少し変わってくる時期でもあるからだと思います。

産後の体調が落ち着き、赤ちゃんのお世話にも慣れてくることで、ようやく、細かなことにも目が向く余裕が出てきた証拠かもしれません。

実際、この時期にご相談にこられる中には、「気づいたら、こうなってた」という方も、多くいらっしゃいます。

「このままでいいのかも」と思える理由もある

この頃の赤ちゃんは、

・よく動くようになった
・向きぐせがあったが、反対側も向けるようになった
・なるべく、タミータイムが取るようになった
・寝返りが始まりそう

そんな姿を見ると、
「ちゃんと成長しているし、このまま様子を見ていれば大丈夫かも」
と感じる方も多いと思います。

実際、軽度のゆがみで、左右差が大きくない場合は、自然な変化の中で目立たなくなっていくこともあります。

だからこそ、「気になる」と「大丈夫そう」が、心の中で行ったり来たりしやすい時期なのです。

それでも一度立ち止まって見てほしいポイント

この月齢で大切なのは、赤ちゃんの頭の形だけでなく、状態や動きをあわせて見ていくことです。

これまでの向きぐせや姿勢の影響が、頭の形として残っていないかという視点も大事にしてほしいです。

たとえば、

・左右どちらにも、同じように頭を向けられるか
(向きグセがあると、首や体の使い方に左右差が出やすくなります)
・そり返って寝がえりしようとしていないか
・頭の形で、ふくらみ方や硬さに差がないか
・耳の位置に左右差が出ていないか

こうした点が気になる場合は、頭の形やゆがみと関係していることがあります。

特に、耳の位置に左右差がある場合は、一度、専門的な視点で状態を確認するために、頭の形外来の受診をおすすめします。

この場合、医学的にも、自然な成長だけで形が大きく変わることは少ないと考えられているためです。

受診はヘルメット治療を「始めること」ではない

ここで、今一度、お伝えしたいのは、
「頭の形外来を受診したからといって、必ずヘルメット治療が始まるわけではない」ということです。

今の状態がどの程度なのか、
経過を見てよいのか、
医療の視点ではどう判断されるのか。

今の状態を正確に知るための選択肢のひとつとして考えてほしいです。

 
3〜5ヶ月は、「もう少し様子を見よう」「でも、やっぱり気になる」が行き来しやすい時期です。

だからこそ、『考えるための選択肢』をしっかり知ってほしいと思います。

安心につながる選択を

必要な情報を知った上で、どうするかを決めるのは、あくまでご家族自身です。

もちろん、経過を見ながら考える、という選択も立派な判断です。

 
大切なのは、
「何もしない」ことではなく、
「知らずに過ぎてしまう」ことを避けること。

妊娠中に知っておくと、ここで悩まなくて済むこともあります。

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知った上で、今は待つ、今は考える、という選択ができていれば、それは、十分に主体的な関わりです。

不安や焦りからではなく、安心につながる選択を大切にしてほしいと思います。

次の記事では、
・生後6ヶ月前後になると、何が変わってくるのか
・どんな点が、判断の分かれ目になりやすいのか
について、整理していきます。

 
向きグセ・赤ちゃんの頭の形・BHC ベイビーヘッドケア|助産院ある(沖縄うるま市)