その向きぐせ「反対を向かせるだけ」でホントにいいの?向きぐせへの関わり方
「向きぐせって、反対を向かせたらいいんですよね?」
そう聞かれることはとても多いです。
実際にそう感じている方も多いですし、病院や新生児訪問で、そのように伝えられたという声もよく聞きます。
でも実は、そこに少しだけ“ズレ”があります。
向きぐせって、なに?
向きぐせは、ただ「向いている方向」の問題ではなく、赤ちゃんの体の使い方のくせが、“向き”として表れている状態です。
つまり、偏りがある状態でも、その中で落ち着きやすくなっている状態です。
そのため、同じ向きが続きやすくなります。
「最適ではないけど、慣れている状態」と言えます。
さらに、その積み重ねが、頭の形にも影響していきます。
向きぐせと頭の形は、同じものではないけれど、つながっているものです。
間違いではないけれど
・反対を向かせる
・向きを変える
こうした関わりは、たしかに間違いではありません。
でも、それだけでは変わりにくい場合もあります。
また、頭の形が関係している場合には、
ただ反対を向かせるだけの関わりによって、かえってゆがみが強くなることもあるため、注意が必要です。
視点を少し変えてみると
まず、顔の向きではなく、体全体に目を向けてみると、
⑴ 背中がやわらかくゆるんでいるか
⑵ 抱っこの中で左右のバランスがどうか
⑶ 真ん中に戻れる感覚があるか
こうしたところが関係してきます。
その状態の中で、いろんな方向を経験していくことが、結果として偏りの変化にもつながっていきます。
たしかに「向きを変える」は間違いではないけど、⑴〜⑶を意識したうえで関わる、という視点が大切になります。
もうひとつ大切な視点
すでに頭の形として変化が見えている場合は、
体の使い方への関わりと同時に、頭の形そのものへのアプローチも大切になってきます。
ここは、少し視点が変わるところです。
頭の形という視点で見た場合、
頭の形によっては、ただ「反対を向かせる」とゆがみが強くなることがあります。
「じゃあ、どうすればいいの?」
これは、実際に頭の形をよく見て理解する必要があるので、一概にお伝えするのは難しいのですが、
床やお布団に頭のどの部分が接してるか、意識して見てみてほしいなと思います。
赤ちゃんの成長を支える関わり方
向きぐせは、「向き」だけの問題ではなく、体全体の使い方のあらわれです。
だからこそ、どちらを向いているかだけでなく、どんなふうに過ごしているかに目を向けてみる。
向きぐせだけの変化なら、
日々の抱っこや過ごし方、ちょっとした工夫によって、赤ちゃんの力で整っていくことも多いです。
そんな関わり方が、赤ちゃんの力を引き出す、やさしいサポートにつながっていきます。
