ここでは、逆子の話がほとんどなので、【逆子→帝王切開】というイメージが強いかもしれません。

でも、帝王切開になる理由は逆子だけではありません。

どんな場合に帝王切開になるのかを、一度、整理してみたいと思います。

たとえば次のようなものがあります。

• 胎児機能不全(赤ちゃんが苦しくなっている状態)
• 胎児心拍異常
• 胎児発育不全
• 巨大児
• 多胎妊娠(双子・三つ子など)
• 逆子の以外の向きの異常(横位・斜位など)
• 先天異常で経腟分娩が難しい場合
• 臍帯脱出
• 前置胎盤
• 低置胎盤
• 常位胎盤早期剥離
• 前置血管
• 胎盤機能不全
• 児頭骨盤不均衡(赤ちゃんの頭と骨盤の大きさの不適合)
• 分娩停止(お産が進まない)
• 遷延分娩
• 妊娠高血圧症候群
• 子癇発作
• 糖尿病合併妊娠
• 心疾患などの持病
• 重度の感染症
• 前回帝王切開
• 子宮手術の既往(子宮筋腫手術など)
• 子宮破裂のリスクが高い場合
• 母体の急な体調変化

こうして並べてみると、帝王切開になる理由は、逆子以外にもいろいろあります。

それらは、もともと予定されている場合と緊急で行われる場合があります。

最近のデータによると、4人もしくは5人に1人が帝王切開で出産していると言われています。(2021〜2022年)

 
ここで今一度考えてほしいのは、どんな理由であっても、赤ちゃんの生まれ方は、実は 二つしかありません。

経腟分娩か、帝王切開か。

とても当たり前のことですが、妊娠経過が順調な分、そのことを忘れてしまうというか、あえて考えずに過ごすことが多いかもしれません。

必要以上に、不安にさせたいわけでありません。

 
お産は自然の営みであると同時に、いのちに関わる出来事です。

医療のおかげでより安全にお産できるようになったから、その感覚や覚悟が薄れてしまっているかもしれない。

いのちへの本能みたいなもの。

だからこそ、
どんな形のお産になったとしても、自分の体と赤ちゃんに起きていることを知りながら、お産に向かっていくこと。

それもまた、大切な「お産への関わり方」なのだと思います。