赤ちゃんの頭の形について悩んだとき、多くのお母さんが、まず身近な人に相談すると思います。

パートナー、家族、友人。
それは、とても自然なことだし、相談できる人が身近にいるのは、なにより大切なことです。

ただ、ここでひとつだけ、知っておいてほしい視点があります。

相談する“内容”と同じくらい、「相談する相手」は大切だということ。

相談相手によって、不安がほどけることもあれば、逆に迷いが深くなってしまうこともあるからです。

身近な人の言葉は、心配させたくないという善意から

夫や家族、友人に相談すると、
「そんなに気にしなくていいんじゃない?」
「そのうち分からなくなるよ」
と言われることもあるかもしれません。

気持ちを受け止めてもらえるという意味では、本当にとても大切な存在です。

でも同時に、だからこそ余計に、心配させたくないという気持ちや励ましたいという善意からの言葉だったりすることもあります。

実際、お母さん達から「そんなに気にしなくていいんじゃない?」という言葉に安心して、あとから「やっぱり相談しておけばよかった」と後悔したという声を多く聞きます。

「知っている人」と「決めさせようとしない人」

赤ちゃんの頭の形について相談するとき、ひとつの目安になるのが、次の二つです。

そのことについて、自分よりも知っているか
不安を煽って、何かを決めさせようとしていないか

知識や経験があっても、
「今すぐ○○しないと大変」
「この方法しかない」
と急がせる言葉ばかりだと、相談する側は、自分で考える余裕を失ってしまいます。

「このままだと大変なことになる」
「早く始めないと手遅れになる」
と、不安を煽られ、納得できないまま決めてしまった方の話も聞きます。

この場合は、後悔というよりも、せっかく勇気を出して行動し選択したのに、心のどこかで納得できない・満たされない思いが残るのかもしれません。

SNSの体験談とのつき合い方

また最近は、SNSでさまざまな体験談を目にします。

「○ヶ月でヘルメット治療を始めた」
「もっと早くやればよかった」
「○ヶ月を過ぎたら、もう遅いと言われた」

どれも、その人にとっては本当の体験です。
参考になる部分も、確かにあります。

ただ、そのまま自分たちに当てはめると、苦しくなることもあるのが現実です。

赤ちゃんの状態も、ご家族の考え方も、置かれている環境も、それぞれ違います。

体験談は「情報のひとつ」として受け取り、判断の軸まで委ねないことが大切だと感じます。

相談することは、誰かに答えを決めてもらうことではない

正直にいうと、赤ちゃんの頭の形は、今すぐ命に関わる問題ではない場合がほとんどです。

だからといって、これまで接してきたお母さん達の悩みの深さを考えると、軽視してはいけないものです。

そして、だからこそ、判断があいまいになりやすく、情報の受け取り方に差が出やすい分野だと感じています。

わたしが発信としてここに書いていることは、「必ずこうすべき」という答えではありません。

たくさんのママや赤ちゃんと関わる中で、わたしも自身の子育てする中で、迷い、立ち止まりながら見えてきたひとつの考え方です。

相談することは、誰かに答えを決めてもらうことではありません

相談とは、信頼できる相手と一緒に、情報を整理し、「自分はどうしたいか」を考えていくための時間なのだと思います。

安心して話せる場所を、選ぶこと

赤ちゃんの頭の形についての悩みは、とても個人的で、繊細なものです。

安心して話せる相手や場所を選ぶこと

急がされず、否定されず、でも、必要なことはきちんと伝えてくれる。

そんな相談先を知っておくことは、子育ての中でも支えになってくれると思います。

それぞれの選択肢をどう使い分けたらいいか?

「じゃあ実際、どの選択肢をどう考えたらいいの?」と悩んでしまう方は多いかもしれません。

次の記事では、医療・ケア・経過観察を、どんなタイミングでどう使い分けるかについて、もう少し具体的に整理していきます。

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