010|赤ちゃんの頭の形は、月齢が進むほどむずかしくなる?
赤ちゃんの頭の形や向きグセについて、
「もう少し様子を見てから考えよう」
そう思うことは、けして間違いではないと思います。
日々の育児に追われる中で、判断を急がずに見守りたいという気持ちも大切だからです。
ただ、頭の形に関しては、
月齢が進むにつれて選択が少しずつむずかしくなっていくという側面があることも、知っておいてほしい事実です。
とくにヘルメット治療に関しては、一定の月齢を過ぎると治療対象外になってしまうことを知っていてほしいです。
時間が経つと「むずかしくなる」理由
ベイビーヘッドケアでは、月齢が進んだからといって、急に何もできなくなるわけではありません。ただ、
・体の動きが増える
・生活リズムが固まってくる
・赤ちゃん自身の好みや意思がはっきりする
・成長とともに、大泉門や小泉門といったすき間が閉まり、頭蓋骨が固くなってくる
こうした変化によって、関わり方やさわり方に工夫やエネルギーが必要になる場面が増えていきます。
その結果、「選択肢がなくなる」というより、頭の形のケアそのものが難しく感じられることがあります。
ケアをすること自体が、子育ての負担になってしまう場合があるということ。
そして、ベイビーヘッドケアの受付月齢を、10ヶ月までとしている理由です。
低月齢の時期は「余地がある」タイミング
生後まもない頃は、赤ちゃんの体がやわらかく、生活のリズムもまだ定まっていません。
この時期は、寝かせ方や抱っこ、声のかけ方など、日常の関わりを少し見直すだけでも、体の使い方に変化が出やすい時期です。
早い時期に知っておくことは、何かを無理に始めるためではなく、選択肢を広く持っておくためでもあります。
「様子を見る」と「何もしない」は違う
様子を見ること自体が、悪いわけではありません。
ただ、情報を知らないまま時間だけが過ぎてしまうと、あとから選べる幅が狭くなることがあります。
知ったうえで待つことと、知らないまま過ごすことは、同じ「様子見」でも意味が大きく異なります。
今の状態を知り、どんな選択肢があるのかを理解したうえで様子を見る。それは、立派な選択です。
いちばん近くにいるのは、あなた
ベイビーヘッドケアセラピストとして、いちばんツラいのは、お母さん自身が「私のやり方が悪くて、この子の頭をゆがめてしまった」と自分を責めてしまうことです。
けして、そうではないのに。
その子が生まれ、ここまで元気に成長してくれたのは、あなたのおかげ。
できなかったことより、この子の命を守るために、できたことの方が数えきれないくらいあります。
だから、「気になる」という感覚が出てきたとき、その感覚を大切にしてほしいと思います。
いちばん近くにいる母親だから、いちばんに感じることがある。
今どんな状態なのか、どんな選択肢があるのかを整理する。
それだけでも、あとから振り返ったときの納得感は大きく変わります。
月齢が進むほど、選択がむずかしくなることもある。
だからこそ、選べるうちに知っておく。
その視点を持ってもらえたらと思います。
赤ちゃんの頭の形について調べていると、よく聞く戸惑いについてこちらに書きました。
向きグセ・赤ちゃんの頭の形・BHC ベイビーヘッドケア|助産院ある(沖縄うるま市)
