
先日、くるみラジオで、陰陽五行性格診断のお話をしました。

話している本人たちは、すっごく楽しかったのですが、笑
それなりの反響はあったものの、
やはり、ラジオだけではわかりにくいということもあり、こちらの記事でも何回かにわけて解説していきたいと思います♪
調べてみると、
陰陽五行占いという生年月日からわりだすものもあるようなのですが、
それとは異なるものなので、便宜上【五行性格診断】と呼び方をかえて、解説しますね。
生年月日から占うものだと、
たとえば「あなたは、○○タイプ!!」というように、ひとつの素質に限定されてしまいます。
これは『絶対的』な考え方なので、東洋医学的考え方にはなりません。
絶対的の方が、はっきりしていて、
わかりやすく、大衆受けするんだけれど、【五行性格診断】はちがいます。
まず、みんなが、五行すべての素質を持っていることが大前提。
そのうえで、人と比べたり、
目の前で起こっている事象に対して、どんな素質が出てくるか
人に見せている自分、
仕事の時の自分、家庭での自分、ひとりでいる時の自分などによって変わってきます。
そういうのを、トータルでとらえた上で、
本当の自分が、メインで持っている素質ってなんだろうと考えることです。
なので、まずはじめに、陰陽五行説をざっくり理解する必要があります。
陰陽五行説とは、
自然界に存在するものすべての事物が、【木・火・土・金・水】という5種類のエネルギーの動きと変化によって成り立っているという考え方です。

例えば、
【木・火・土・金・水】のエネルギーを、季節にあてはめると【春・夏・土用(季節の変わり目)・秋・冬】となります。
自然界に存在するものすべての事物の中には、
もちろん、わたしたち人間の体も含まれています。
【木・火・土・金・水】のエネルギーを、
身体にあてはめてみると【肝・心・脾・肺・腎】となります。
東洋医学では、その考えを基に、鍼やお灸をつかって、アプローチを考えていきます。
わたしたちひとりひとりの中に、
【木・火・土・金・水】の5つのエネルギーは存在します。
それぞれのエネルギーの量や動きは、時と場合によって異なり、絶妙なバランスで変化しています。
実は、わたしたちの体だけでなく、
性格や感情にも【木・火・土・金・水】の5つのエネルギーが働いています。
人のキャラクターを、
【木・火・土・金・水】の5つのエネルギーの視点から考えることを、ここでは【五行性格診断】とはよんでいます。
その目線で、人や自分を観ると、
今まで気づかなかった自分の良さや人間関係のバランス、方向性などがわかり、より深く、興味深く、客観的にモノゴトを整理して捉えることができます。
これまで気付かなかった新たな視点、これが【五行性格診断】の面白さ!!
【五行性格診断】は、生まれ月や誕生日で判定するものではありません。
なぜなら、東洋医学の根本思想は、相対的だから!!
(相対的の反対は絶対的。答えが、絶対的に決まっているということ)
場所や相手によって、変化するということが大前提。
つまり、答えがひとつではないのが、当たり前なのです。
わたしたちが生きている社会、これまで受けてきた教育は、東洋思想とは相反する、西洋思想の考えが元になっています。
だから、答えがひとつではないという、東洋医学的なハッキリしない考え方に、ヤキモキしたり、意味がわからないと思う人がほとんどです。
だって、生年月日を入力して、
診断というボタンをポチっと押したら、「あなたは○○タイプです!」と答えが出る方が、どう考えたってラクでしょ。
ですが、わたしたちは、生年月日や血液型で決められるほど、かんたんな存在ではありませんよね。
なぜなら、先ほども書いたように、
わたしたち人間を含め、自然界のすべてのものは、【木・火・土・金・水】の5つのエネルギーの量や動きを、時と場合によって異なり、絶妙なバランスで変化させて、存在しているからです。
東洋医学は、一見むずかしくて、わかりにくい。
たしかにそうかもしれません。
ですが、むずかしい理由が、正解がひとつではないからだとしたら・・
間違いだって存在しない!!
間違いが存在しないって、ものすごくラクなことです。
東洋医学って、とぉーってもココロが広い。
だから、わたしは東洋医学の考え方がダイスキなんです。
話を【五行性格診断】に戻しましょう。
東洋医学は、【木・火・土・金・水】の5つのエネルギーを身体にあてはまて考えるといいました。
もちろん、そこから入ってもいいのですが、
身体のことは大事だけど、目にみえないから、なかなかピンときにくい。
そこで、わたしたちが日ごろ、目の当たりにしやすい人間関係や自分の性格や感情にあてはめてみたら・・
五行のエネルギーの特性について、「あ~、なるほど~。ああいう感じのことかぁ・・」と腑に落としやすいと思うのです。
まずは、あなたの身近なところから、
五行のエネルギーを、あなたなりの感性で感じるところからはじめてみましょう~♪
それが、答えにつながるから。
つわりとマタニティ鍼灸・産前産後じゃないおっぱいセラピー【助産院 ある】/助産師の鍼灸師 下地あやの