マイストーリー

第42話:あわや車中出産?!その結末は・・?

車中分娩_沖縄つわり鍼灸くるみ助産院

前世に、胎内記憶・・
信じるか信じないかは、あなた次第

第41話:ちょっと信じられない夢の話。 子育てや生きていく上で、大切なこと。 https://karada-kulumi.com/mystory/040/ ...

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第3子の出産エピソードは、
「経産婦は、マヂでおそろしい・・」と思った話。

 
朝の6時半頃、トイレに行くと、おしるしがありました。

「経産婦さんだから、おしるしがあったら受診してねー」と、助産師さんから言われていたので、とりあえず、出かける準備をすることにしました。

 
とはいえ、お腹はまったく張っていません。

お風呂に入って、朝ゴハンの支度をして、上の子ども達を起こして、荷物をまとめて・・動き回っても、お腹はほんの少し張る程度。

痛みもまったくない。

 

これ、陣痛になるかなぁ・・

どうかなぁ・・

 
潮見表をチェックすると、満潮時刻は8:50

しかも、前の日は満月だ。

なるほど、これはもしかしたら、来るかもしれない・・

 

念のために、旦那さんには、仕事を休んでもらうことにしました。

子ども達は、保育園を休める上に、
赤ちゃんが生まれるかもと聞いて、テンションがあがる。

 
もちろん今回も、三陰交のツボに安産のお灸。

子ども達に朝ゴハンを食べさせながら、そうこうしてる間に、時刻は8時すぎ。

お腹の張りは変わらず、ゆるやか〜な感じ。

 
のんびり準備してたら、旦那が「早く行こうよー」とせかします。

病院にも連絡したし、ぼちぼち出かけようか。

3階のアパートの階段をさっさか駆けおりて、
8:30に旦那さんの運転する車で出発しました。

ちなみに普段、病院までは、高速をつかって45分くらいかかります。

 

家を出発して5分後、
インターチェンジに入る頃、突然に、そして急激に、そいつはやってきたのです。

陣痛1回目。

いままでとは比べ物にならない強さと痛み。

「や、ヤバい・・これ、産まれるやつだよ。できるだけ早く、車飛ばして!」

旦那に叫ぶわたし。

「えっ?!そんな急に??」

運転していた旦那さんもびっくり仰天です。

 

さらに5分後、陣痛2回目。

さっきのより、数段、強い痛みが襲ってきます。

赤ちゃんの頭が骨盤に入るのがわかる。

お尻を強く押される痛み。

「いたい、いたい、イターーイ!!おねがい、おねがい、産まれちゃうよ、急いで〜〜!!!」

車の座席を叩きながら叫ぶわたし。

突然、豹変したわたしにビビって、後部座席で静かになる子ども達。

 

さらに5分後、またまた陣痛の波がやってきました。

15分前までは、あんなに余裕だったのに、信じられない、涙々。

自然といきみがはいります。

「きたきたきた、ヤバイヤバイ、むりむりむり、おねがい、カミサマ〜〜〜!!」

 
叫んだ瞬間・・パーーーン!!

お尻の下で、なにかが破裂しました。

破水したのです。

 

病院までは、あと半分くらいの道のり。

高速を飛ばしながら、片手で電話をかける旦那さん。

「あ、はい、破水しました。ええ、あと10分くらい。はい、はい、生まれそうと言ってます。ええ、わかりました。とりあえず、急ぎます」

 
おねがいだから、間に合ってー

心の中で、必死に祈ります。

 

インターチェンジを降りて、一般道へ。

さすがに、高速ほどスピードは出せません。

だけど、幸いなことに、日曜日の朝なので、道は空いている。

 
4回目の陣痛がやってきました。

「きた、きた、きたよぉ〜〜、あーあーあああーーー!!」

言葉にならない叫び。

子宮の収縮にあわせて、骨盤の中で赤ちゃんの頭が回旋するのがわかります。

出口に向かって押し出されるのもわかる。

 

前をゆっくり走る軽トラに、軽い殺意をおぼえながら、このまま、車の中で生まれたら・・と脳裏をよぎります。

どうにかこうにか、病院にすべりこみ、
連絡を受けた助産師さんが、玄関で、車イスを準備して待っていてくれました。

 
けど、座席から身動きができない。

「綾乃さん!今しかないから、おねがい、がんばって!」

助産師さんに励まされ、抱えられるように車イスに飛び乗って、ものすごい勢いで分娩室に移動しました。

 

エレベーターの中で、5回目の陣痛がやってきました。

「きたきたきた・・こわいこわい、あーあーー!!あたまが出る〜!!」

エレベーターで大騒ぎ。

固いものが完全にはさまり、ジーパンの股の部分を押しているのがわかります。

 
4人かがりで、車イスからベッドへ移され、一気に、ズボンと下着をひっぺがえされて、、

助産師さんがひとこと。

「あ、ホントだ。アタマ出てる・・」

 

助産師さんが「赤ちゃん出てくるから、足開いて、力抜いて〜」っていうんだけど、身体が思うように動いてくれない。

今まで、必死で閉じてたから、どうやって足を開いていいかわからないんです。

 
どうにかこうにか、足の力を抜こうとしていると、ゆっくりと赤ちゃんの体が出てきて・・

ふぎゃぁーー!!

9時04分、元気な産声をあげました。

「今日、生まれるかなー」なんて、
笑いながら自宅を出発して、わずか30分後の出来事でした。

 

その時、旦那さんは、というと、、

わたしを助産師さんに引き渡した後、
大急ぎで車を停めて、ふたりの子ども達を抱え、かけ足で分娩室に向かったところ、エレベーターのドアが開いた瞬間、産声らしき泣き声が聞こえたが、まさか、自分とこのだとは思わなかったらしい。

そのまま、分娩室に招きいれられ、
「あれ??もう、生まれたの?」とおかしそうにに笑って、わたしのお腹の上にのった赤ん坊と対面しました。

 

長男は、事態をのみ込めないまま、ハサミを持たされ、赤ちゃんのへその緒を切りました。

次男は、わたしと赤ちゃんを数回見比べて、「あかちゃんかわいい」といった後、「かぁか、よくがんばったね」と、わたしの頭をなでてくれました。

 

新しい家族とご対面。

おかげで、超〜安産だったけど、経産婦さんの怖さがこれほどまでだったとは!!

我ながら、驚きでした。

とにかく、間に合ってよかった。

そして、なによりも、元気で生まれてきてくれてよかった。

 
ありがとう。

ああ、ありがとう。

 

第43話:胎毒下し【マクリ】新生児のための漢方薬 第3子の出産は、 あやうく、車中分娩になるところでした、焦。 https://karada-kulumi.com/mys...

 
沖縄つわり鍼灸【くるみ助産院】/助産師の鍼灸師 下地あやの

くるみ助産院の
マイストーリーズ


これまでの道のり、世界観や人生観を、
第1話~第〇〇話までのマイストーリー形式で綴っています。

読めば、助産師の鍼灸師 下地あやの のことがもっとよくわかります。

  • 助産師になったきっかけ
  • 病院時代の忘れられないエピソード
  • 鍼灸師になったのは恋におちたから
  • 三度にわたる壮絶なつわり体験記
  • くるみ助産院をひらくまで,など

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