
1人目の子育ては、ただの前フリ。

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「2人目がほしい」と思ってから、ポンっと授かった第2子。
妊娠発覚は、
普段、めったに風邪をひかないわたしが、突然、熱を出したのがきっかけです。
2日ほど寝込み、熱がさがっても体調はスッキリせず、
病み上がりのせいかと思っていましたが、実際は、それがつわりの始まりでした。
記憶があいまいなので、
母子手帳のメモを確認してみると、「妊娠6週:つわりで食事も水も摂れない、仕事を休むことに」と書いてある。
妊娠6週で、すでにそんな状態だったのか!??
恐ろしや・・
つわりによる気分の悪さや身体のしんどさは、長男の時とそんなに変わらなかったと記憶しています。
しかし、1人目の時と、大きく大きく違うこと。
それは・・・上の子がいること!!
なにがいちばんつらかったって?
食べれない、水も飲めない、起き上がれない、自分の世話もままならない状態で、2歳児の世話をすること。
まさに地獄です。
大人はいいんです。
どんなに八つ当たりしようと、わがまま言おうと、事情をわかってくれるから(主に旦那)。
子どもは、そんなの一切お構いなし。
「お願い、そっとしておいて。ほっておいて。抱っことかマジで無理。」
そんなお願いが、通用するはずはありません。
子どもはぜんぜん悪くないんですよ。
普段通り、あたりまえのことを要求しているだけです。
なのに、なにひとつ、
満足に相手してもらえない上に、なにかいうたびに、母親はいつも不機嫌そう。
本当に、ほんとうに申し訳ないと思うのですが、身体がまったく動かないのです。
こればっかりはどうしようもない。
「かぁか~」
そういって手をひろげてやってくる子どもに対して、指の1本も動かすことができずにいました。
死んだ魚のような冷たい目で、我が子を眺めていたこともあります。
母親にあんな目で見られて、子どもはどう思っただろうなぁ・・
どうしよう、書いてたら、泣けてきたよ。涙)))
長男は、幼い頃から大人の言ってることをある程度、わかってくれる子ではありました。
よく「かぁか、ポンポン、たいたい?(お母さん、お腹が痛いの?)」と言っていたので、具合が悪いことはわかっていたと思います。
つわりで水も飲めず、吐いてばかり。
ピーク時は、吐く体力も気力も残ってなかったような・・
体重は、7~8Kg減りました。
当然、妊娠悪阻の診断で、入院を勧められました。
病院の外来ベッドで、約3時間。
吐き気止めとビタミン剤の点滴をしながら、
点滴をした後に、この気持ち悪さが1㎜でもよくなっていたら入院しようと、心に決めていました。
ところがね、ちっとも変わらなかったんです。
愕然とした想いと、やっぱり・・という諦めの気持ち。
はやく、お家に帰りたい。
子どもが横で騒いでいてもいい。
自分の布団で寝たい。
先生に事情を説明し、入院はせず、通院で点滴をすることを選びました。
こんな状態で、ひと月半ほどが経ち、
妊娠12週過ぎる頃には、やっとつわりも落ち着き始めました。
吐く回数も減ってきました。
相変わらず、食欲はなかったけど、少しずつ、食べられるようにはなりました。
妊娠6週に妊娠悪阻の診断をもらい、仕事は約2ヶ月ほど休んでいたと思います。
どうにか、仕事にも復帰することができました。
突然、長期休業に入ったわたしに代わって、職場のみなさまが仕事を分担し、助けてくださっていました。
ホントにありがたい。。
夏が終わる頃に妊娠が発覚し、
いつの間にか気がついたら、季節を通りこして、肌寒い12月になっていました。
もうすぐ、待ちに待った安定期♪
迷惑をかけた職場にも恩返しする意味でも、がんばって働こう~とはりきっていました。
そんな矢先、思いもよらない事態が起きてしまいました。
