マイストーリー

第11話:たとえば、流産とこの世に生まれてくることの意味を考える

それは、これまでに立ち会ったお産の中で、いちばん静かなお産でした。

産声を聞くことができなかった悲しいお産の話。

第10話:死産の悲しみをみつめて 前置胎盤で帝王切開したHさんは、 妊娠中から希望していたバースプランを、こうやってかなえることが出来ました。 https...

 

流産する人の割合

突然ですが、あなたは前世を信じますか?

心配しないでください、あやしい話をしたいのではありません。

だけど、ひとつ注意してください。

なんのとりとめも、オチもない話です。

***

流産を経験する人は、約4人に1人だといいます。

妊娠した女性にとって、けして少なくはない数字。

 
そうはいっても、自然の摂理とはいえ、その一言では片付けらません。

喜びが大きい分、悲しみもまた同じか、それ以上なはず。。

 

生まれてくることの意味

Yさんとの関わりの中で、
【誕生死】という言葉を知ったわたしは、その時期、だいぶ、その手の本を読みあさりました。

 
宿ったはずの命が生まれてこない悲しみ。

お腹の中ではたしかに生きていたのに、この世には誕生しないという理不尽さ。

たとえ、生まれてきても、たった数時間という短い命。

生は、いつも死ととなりあわせにあること。

生まれてくることの意味。

生まれてこないことの意味。。

 

今では、
「おそらからみて、おかあさんをえらんできたよ」なんていう胎児記憶の話も、そうめずらしくはありません。

前世や過去生といった話も、
テレビで見かけたりして、世間一般に「まぁ、そういうこともあるよね」という感覚をお持ちの方も、以前よりはふえているんじゃないでしょうか?

 
Yさんのことがあった10数年前は、
スピリチュアルなんて言葉、そこまでメジャーではありませんでした。
(オーラの泉も、まだレギュラー番組じゃなかったし)

それでも、Yさんのことをきっかけに、
その当時からそういったことに、興味を持つようになりました。

 
出生証明書はないけれど、
母親の胎内に、肉体をもって存在した事実。

その状況を選んできたこと。

魂というものの存在。

非科学的かもしれないけど、
べつにそういったものがあってもいいんじゃないか、と思うようになりました。

 

真実とはなにか?

それが事実かどうかは、だれも知りえようがありません。

だったら、事実だろうがそうじゃなかろうが、関係ないのと同じこと。

そう思うことで、気持ちに納得がいくのなら、それが真実だと思っています。

その考えは、おそらくまちがっていない。

 

宇宙とよぶのかはわからないけど、
それこそ、本当に大きな大きな広い視点からみるとするならば、命も死も、ただそこに存在しているだけのもの。

その存在には、なんの意図もない。

雨が降ったり、風が吹いたり、ネコがあくびしたりするのと、きっと同じこと。

 
でも、そこに意味を見出すのは、人間です。

そう思うことで「あぁ、そうか・・」と本当の意味で腑に落ちるのなら、それでいいんだと思っています。

 

流産してしまった人へ

たとえば、妊娠初期に流産してしまった人に、今はこんな話をします。

「たとえばね、新しいアパートを決めるとき、内覧するでしょ?
たまたま、そのお部屋を一目見て、ものすんごく気に入ちゃったらどうする??

きっとその子はね、あまりにもその場所がステキすぎて、勢いでそのまま住み始めちゃったわけ。もし、そんなことしたら、不動産屋さんに、“おいおい、ちゃんと手続きしてからじゃないとダメじゃないかー” っていわれちゃうよね、笑。

大丈夫。天国の不動産屋さん(神様)と、ちゃんと契約してから、きっと、もどってくるんだよ」

 

大切なのは・・

考え方や感じ方は、人それぞれ。

ひとつだけ言えるのは、大事なのは、心にフタをしないこと。

 
「起こったことには意味がある。だから、感謝しなきゃ。」

そんなエセポジティブは、今すぐ、やめてください

 
悲しい時には、おもいっきり悲しむこと。

「なんで、こんなことが起こるんだ!!」と、神様に悪態ついたっていい。

 
もちろん、痛みは覚悟してください。

感じないようにする方が、一時は楽かもしれない。

つらいけど、きっと、それが必要な過程なんだと思う。

***

とりとめのない話になりました。

こんな風に、病院ではいろいろな出会いと別れと気づきがありました。

そして次第に、わたしは、
自分の中にある、モヤモヤとジレンマに気付いてしまいました。

第12話:気づいてしまったモヤモヤとジレンマ たとえば、こんな考え方もあるんだな、という気持ちで読んでください。 https://karada-kulumi.com/m...