
前回の話:
大学に入るまで、助産師の存在すら、知りませんでした。

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小さい頃の夢は、
"海外で働くこと"でした。
ミステリーハンターや青年海外協力隊、国境なき医師団なんかが、あこがれでした。
そんな風に思っていたきっかけは、
おそらく、小学生からやっていたガールスカウトです。
(右側がわたし)
今は、留学や海外旅行なんてかなり普通だけど、当時は、そうでもなかった。
ガールスカウトの活動で、
国際交流なんか機会がけっこうあったから、自然と意識するようになったんだと思います。
でも、この職業に就きたいという具体的な目的ではなくて、ただ漠然と「海外に行ってみたい」という感じでした。
だから、
「とりあえず、医者になれば、どうにかなる、はず。」という、
これまた漠然とした雰囲気だけで、医学部を目指しました。
もちろん、
「とりあえず」で合格するほど、甘くはなく・・苦笑
センター試験の1日目で、
医学科合格はムリ。という結果に至ります。
そこで、予備校の先生と家族に「どうしよう」と相談したところ、
全員にこう言われました。
「あんた、浪人するほど、医者になりたいの??」
・・・ハッとしました。
なんと答えは、NOなのです、笑。
海外に行ってみたいだけで、医者になりたいわけじゃない。
だったらきっと、看護師でも海外にいける!!
(よくわからないけど、同じ医療職だし、たぶん)
そういうわけで、
センター試験の1日目の夜に、急遽、進路変更!!
あわてて、受験教科を調べなおし、
とりあえず、全科目、受けることにしました(マークシート万歳)
進路希望には、
看護師の「か」の字も出したことすらなかったから、きっと、友人も学校の先生もおどろいたはず。
ですが、あの夜、もし違う選択をしていたら、
今とは、また違った場所にいたんじゃないかと思う出来事です。
こうして客観的に書いてみると、とりあえず、ばっかりだなー。
結果がみえなくて、進みたい方向かもわからない時は、
"とりあえず"と言って動いてみるのも、けっこう、いいかもしれないです。
とりあえず、第3話も!!
